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福島県湯野上温泉へ・・・①「湯宿 にしきや」まで [2019・12月バースディは、近場の福島で]

当然ですけど、先週末の7日は我が誕生日。・・・祝う程、めでたくもない〇〇歳♪
それでも、夫:「今週末、那須辺りでホテルかペンションの予約をしないか?その代わりに今年は花も、ケーキもなし」・・・ケーキは太るし、お花は自分で勝手に買いますから、望むところだぜ!
何でも午前中は用事があるとか、あまり遠いところへは行けないと言います。

・・・そして、決めました。こうした動きだけは素早い私[ダッシュ(走り出すさま)]ププッ!
福島県の南会津、会津鬼怒川線と並行して走る国道121号線、通称「会津西街道」沿いの湯野上温泉は小さな温泉町。そこに以前から泊まってみたい宿があった為でした。
「会津西街道」は、我が家お気にいりのスペシャルルートでありながら・・・真冬は県境から会津若松、更にその先は数メートルの積雪あり、今の私の身体では無理と言うもの(-_-;)
しかし12月はじめであれば、降ったとしてもまだそれ程ではないでしょう。

そうした訳で、12近くに自宅出発。お昼は途中のどこで食べようかな。
以前よく食べに行っていた上三依のお蕎麦屋「もくりん」さんはどうかなぁと思いつつ、電話してみましたら。。
昨年辺りから体調の悪かった「もくりん」さんのご主人でしたが、お元気そうな声で「残念ですが、12月からは冬季休業に入っているのです。春になったらまた食べに来てください」ですって。
「はい、勿論参りますとも~~」・・・と言う事で時間もないですし、同じくよく行く「日光けっこう漬け」さんで簡単に済ませることになりました。
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市内から眺めた「男体山」も、山頂付近は雪雲に覆われてスッカリ冬の様相を見せています。
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漬物屋さんでお昼?と思ってしまうところながら。。漬物店で、その上ドライブイン風のお店ながら、広々した店内の右が漬物屋さん、左側は飲食スペースが広がっているのでした。
地元産の地粉を100パーセントを使用、石臼で自家製粉する・・・まさに地産地消の蕎麦店なのです。…と言いつつ、オーダーしたのはけんちん定食に、いなり寿司でした。
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お茶と、お通し代わりのたまり漬を食べて待つ・・・。身体に嬉しい温かさで、一息つく。
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大きな器にタップリのけんちん汁、そこに栗飯、きのこ、湯波の含め煮の付いた定食。私は湯葉のお味噌汁と、漬け物ふりかけ入りのいなり寿司。これだけでお腹がいっぱい・・・宿の夕食に響かないかしら?
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時間が遅かった為か、蕎麦打ちはやっていません。湯波工房の方も今日はお休みとか。

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鬼怒川温泉付近だったと思います。車だから良いけれど寒々とした光景ですね。
日光と会津若松を結ぶ国道121号、県境を過ぎてすぐの道の駅「田島」は東北の玄関口。山王峠の項上付近に位置するゆえ・・・一足早く、白い冬景色へ。
道の駅も11月中旬過ぎには、冬季営業となり、外のテントも撤収。冬支度に入るのでした。
雪かきした駐車場の雪の固まりにのって遊ぶ子供の姿が、冬の訪れを感じさせます。

人も、品物も少ない館内で、珍しいもの見っけ[目]
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「かんぴょう」の元となる、夕顔の実です。栃木イコールかんぴょうの産地であったのに、最近目にする機会は減るばかり。
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会津田島の町に入って、「わぁ、珍しい!福島県内まで東武のリバティが走ってきている。しかも3両編成だ!」と思ってしまいました。

大内宿会津西街道の宿駅として1640年頃に整備された宿場町「大内宿」は、すでに訪問済みでしたし、この寒さの中行きたくない[バッド(下向き矢印)]
大規模な奇岩が連なる迫力満点の「塔のへつり」は、下郷町にある大川ラインの一番の景勝地ではあるものの、こちらも行っているから態々足を運ばなくてもいいかなって思いました。
また湯野上温泉と言えば、構内に囲炉裏のある日本で唯一の茅葺屋根のある駅舎で有名ながら。その辺りについては、後ほどのレポで。

これまでも幾度となくこの街道沿いは通過していたものの、家並みを目にして惹かれるものはなく思えた。
奈良時代に発見されたとの湯野上温泉…歴史ある集落は、国道121号線の開通により商人宿へ。
その後は素朴な旅館、民宿が二十数カ所点在する温泉街へと変貌するも・・・ハッキリ言って寂れたイメージが強くありすぎました[あせあせ(飛び散る汗)]
それが幹線道路から一本裏の通りへ入るだけで、落ち着いた雰囲気の家並みへと変わるのだった。

この日泊まる、「一期一会のおもてなし 湯宿 にしきや」さん。
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明治中期に建てられた民家で、昭和50年に温泉宿として開業して40数年。ノスタルジックな風情溢れる佇まいを実感しました。
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鯉の泳ぐ池もある、手入れの行き届いたお庭も素敵[ぴかぴか(新しい)] 奥には白壁の土蔵が見えました。

次回へと、続きますね。
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