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アメリカ南部の定番料理「フライド・グリーントマト」 [食]

アメリカ南部の定番料理「フライド・グリーントマト」のレシピ・・・と言っても、特筆する難しさは全くありません。
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アメリカ南部の家庭の味、青トマトのフライです。
材料
青い熟してないトマト4個 (食感が楽しめるように、少し厚めのカットで・・・)
塩・コショウ少々
小麦粉
卵1個
パン粉
揚げ油適量

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塩をしっかり目にしたら、何もつけなくても美味しい♪
パン粉で外はサックサク、グリーントマトが過熱ですることで変身し…ホクホク、食べすすめるとジューシーさも♪ 酸味が少し感じられました[るんるん]
塩分が足りなかったら、ウスターソースをかけてどうぞ。マヨをつけて食べても美味しかったです。
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こちらは、青トマトのピクルス。
適当に混ぜ合わせたピクルス液に、ローリエ・粒コショウと共に漬け込む。
トマトだけのサッパリとした味わい、爽やかさを感じました。ピクルス好きにはお勧めです。

日本では一般的に市販されていませんが、もし青いトマトを見つけたら、お試しあれ[グッド(上向き矢印)]

1991年制作の映画「フライド・グリーン・トマト」についても、少し紹介を。
夫との関係で悩める主婦=キャシー・ベイツ、改めて予告編を観たら、太ってはいるけど若くて綺麗。ホームで偶然にもであった、そこに暮らす老人ニニー=ジェシカ・タンディ・・・と言う現代版における主役は、アカデミー主演女優賞を獲得した大女優ふたり。

老婦人=ジェシカ・タンディの語るのは・・・、第一次世界大戦前の南部アラバマ州の田舎町を舞台にした・・・閉鎖的で差別の横行する時代に・・・男たち相手に敢然と立ち向かうボーイッシュな女性=イジーと、ルースの物語でした。
映画のタイトル「フライドグリーントマト」は、二人が営むカフェの名物料理。背景となった時代、社会を象徴しているのでしょう。
語られる登場人物は、夫の暴力に苦しむ=ルースをはじめとして、黒人であったり、大恐慌により職を失ったホームレスと、世間に見捨てられた人々。
現代とは比較にならない男中心の社会の中で、女性であるがゆえ理不尽な扱いを受ける主人公たち、二人は互い助け合う事で自立し力強く生きていく。男社会に対する抵抗の物語。
メアリー・スチュアート・マスターソン、メアリー=ルイーズ・パーカー・・・といった懐かしいキャスト達が若き日の二人を生き生きと演じています。
老いたニニー=ジェシカ・タンディが実はイジーであった事実。そうした会話から主婦=キャシー・ベイツも、自らの人生に希望を見い出していくのでした。
女たちが自らの意志で自らの道を切り開いていく。そして自立の精神をバトンタッチしてゆく。
時代をを経ての、女性ふたりの素敵なストーリー、ふたつ!
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