SSブログ

GW前半・・・桜咲く山形へ②雨の喜多方 [ 2016・5月福島&山形・白布温泉]

明治初めに日本を訪れた、旅行家である英国人女性イザベラ・バード。
彼女は日本以外に世界各地、朝鮮&中国に関する旅行記を残しています。
その中で日本は度々訪れていており、都合5回ほど来日。
満州や朝鮮、中国への旅のベース基地や夏の静養のため、日光や湯元温泉に滞在していました。

その旅行記をまとめた「日本奥地紀行」の著作で有名ながら・・・田島から南会津地方の自然の美しさは、特にバードを魅了したようです。

私たちは田島で馬をかえた。ここは、昔、大名が住んでいたところで、日本の町としてはたいそう美しい。この町は下駄、素焼、粗製の漆器や籠を生産し、輸出する。(略)この地方はまことに美しかった。 日を経るごとに景色は良くなり、見晴らしは広々となった。山頂まで森林におおわれた尖った山々が遠くまで連なって見えた。山王峠の頂上から眺めると、連山は夕日の金色の霞につつまれて光り輝き、この世のものとも思えぬ美しさであった。
田島7.jpg

お昼はどこで食べましょう。・・・と考えた時に思い出しました。
喜多方と言えば、一般的には喜多方ラーメン。
そう、喜多方と言えば・・・朝から行列の出来るラーメンと蔵の町です。

        喜多方1.jpg
でも私が行きたかったのは、昨年7月にかき氷を食べに行って、特に印象に残った。地域に根付いた甘味処として、地元で愛され親しまれている・・・まりこさんのお店「うらら」さんなのでした。
私:「せっかくだから、まりちゃんのお店に行こうよ」
ナビに「まりちゃんのみせ」と入れようとする夫[あせあせ(飛び散る汗)]ち・ち・違う~~ 勝手にそう呼んでいるだけで、「うらら」さんが店名ですからね[あせあせ(飛び散る汗)]

喜多方2.jpg
年期の入った外観、店内もご覧のように雑然としていますが・・・これも味のうち。
オーダーを取るのも、メニューを作って運ぶのも一人で頑張るまりこさん。
親しみのあるまりちゃんのキャラは健在です。
少しだけお話しさせて頂いたのですけど、昨年出た「にっぽん氷の図鑑 かき氷ジャーニー」への掲載後は、倒れるのじゃないかと思う程忙しさ全開だったそう。
ところどころに会津弁の混じる言葉使い、笑顔の優しさは期待に違わず[グッド(上向き矢印)]
私達が栃木から訪ねて行った事も含めて、とても喜んでいる様子。

喜多方3.jpg
お店で食べたものは・・・ちっちゃいけど具たくさんのグラタン、(のり、きなこ、あんこ)の3種の味が楽しめるお得な焼き餅セット。どちらにも美味しいお浸しが付いています。
                       喜多方4.jpg
粒あんの白玉ぜんざいにだって、お口直しの玉こんにゃくが付いてきます。
その上、どれもとってもリーズナブル!
店主まりこさんの親しみやすい人柄の良さには、ホント癒されます。これはまた立ち寄りしてしまうかもしれない[るんるん]

甘いいものでエネルギーチャージした後は…またも、喜多方の酒蔵巡りだ[ダッシュ(走り出すさま)]
          酒蔵1.jpg
・・・ホント好きよね。
こんな雨降りの中でも、濡れながら酒蔵を巡る私達。

      酒蔵2.jpg
本来蔵の町である喜多方は・・・酒・味噌・醤油などの醸造業が盛んな町でした。
特に日本酒づくりは今でも盛んで、数々の賞を受賞した蔵が市内各所にあります。多くの蔵が店舗や資料館などとして、今も活用されています。

酒蔵3.jpg
こちらは、小原酒造。
酵母にモーツァルトを聴かせ、醸造するというユニークな蔵元です。雨でも店内は、多くの観光客でにぎわっています。

酒蔵4.jpg
「蔵粋(クラシック)」「アマデウス」「純米協奏曲」など・・・・店内に並ぶ銘柄のネーミングも凝っていました。
見学に、テイスティングも少々。ほろ酔い気分で、雨の中お散歩[るんるん]
酒蔵5.jpg


酒蔵6.jpg
「ほまれ酒造 雲嶺庵(うんれいあん)」さん。
ここでも駐車場から雲嶺庵に行くまでに、仕込み水が出ているところがありました。

酒蔵8.jpg
1300坪の日本庭園も見どころのひとつです。
   酒蔵7.jpg
店内奥に飾られたステンドグラスコーナーは、並ぶ酒瓶とステンドグラスに光が反射して綺麗。館内のあちこちに、団体さんがツアーの途中とかに立ち寄りをしそうなムードが溢れています。


街中のこの蔵だけは、以前にも訪れていました。
酒蔵9.jpg
「大和川酒蔵北方風土館」は、喜多方の蔵の中でも寛政2年(1790)創業の老舗酒造店。

     きたかた1.jpg
寛政年間創業の酒蔵だけに、酒造りに関する道具も多数展示されています。
当然、きき酒もできました。
          きたかた2.jpg
大きな酒蔵ではありませんが・・・歴史を感じる重厚感、清潔感と、静かな中で見学出来ました。

きたかた3.jpg

大和川酒蔵北方風土館日本酒 / 喜多方駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0




最後の蔵は、こちら。
     酒蔵10.jpg
「酒塾」の暖簾がかかったお店が現れます。
大正8年(1919年)創業の「喜多の華酒造」です。酒蔵としては喜多方では一番新しいとか。

長年の経験と工夫からひとつの酒蔵でも、数種類の日本酒が出来る。
それには、やはり、水が命!どの蔵元でも敷地内・館内で冷たい地下水が汲み上げられている様子が伺えました。山間の町ならでは・・・と思わされました。
thanks(73)  コメント(19)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

thanks 73

コメント 19

まつき

寛政2年創業とか聞くと、それは応援したくなりますね~(#^^#)
日本には老舗の会社が多いから、なんか嬉しくなります♪
私も日本酒好きだったら、酒造屋さん巡りしてみたいなぁ・・・。
酒屋さんの建物を見るのも楽しいし、お酒を選ぶのも楽しそう。
何より家に帰ってからの、飲み比べの時間も楽しいですもの♡
まぁその前に運転手さんを募集しないとですが(笑)
by まつき (2016-05-15 08:00) 

hanamura

私も大好きな地域です。会津田島の「せもりな」をよろしくお願いします。
それにしても、ラーメンでなく甘味処から???と、思ったら酒蔵☆連発!まさに!まぁさぁ~にぃ!私の行きたいコース(でも、ドライバーが居ない)ううう、会津鬼怒川線を、鉄道旅して、現地では観光タクシーかなぁ~。・・・などと、妄想の膨らむ素晴らしい酒蔵レポ、ありがとうございました。
by hanamura (2016-05-15 09:09) 

hana2016

まつきさんへ
寛政2年(1790)創業の老舗酒造店、大和川酒蔵は、喜多方ラーメンを食べた時に、偶々入った酒蔵でした。
敷地も広くて、幾つもの建物、見応えがありました。
10本以上買った・・・ほとんどがワンカップ^m^
すでに飲みつくしました♪
song先輩のご指摘通りに・・・まつき女史は、恋をしないと~♡

hanamuraさんへ
会津田島の「せもりな」・・・とは、ググってわかりました。
あの辺りに、そんなこじゃれたお店があったとは!ランチだったら、我が家的にもOK!だわ。
酒蔵☆連発!喜多方にはこの倍近い店があったものの・・・土日はお休みのところも多くて!
来月も少々周ってくるつもりです。
酒蔵レポ、まだ翌日の福島、二本松もありますわよ^^

by hana2016 (2016-05-15 10:13) 

ゲンさんおかさん

二十年近く前に喜多方に行った時は
ラーメン店をハシゴしました。
各1杯完食。
若かったのね~。
今はそんなに食べられません。
有名ラーメン店も変わった事でしょう。
また行ってみたいです。
(今度は半分ずつで)
by ゲンさんおかさん (2016-05-15 15:10) 

hana2016

ゲンさんおかさん様へ
喜多方ラーメンは、夫の先輩が福島に居る関係から・・・一番古くは30年以上前。
それでも彼曰く、福島県人はラーメンを食べるために喜多方までは行かない。・・・との事。
確かにあの頃は、店は汚い、ラーメンそのものの味も大した事ないなと感じたくらいでしたので。
喜多方ラーメンを食べたのは、5年前のさくらんぼ狩りの時が最後かもしれません^^
by hana2016 (2016-05-15 15:26) 

ぼんぼちぼちぼち

酵母にモーツァルトを聴かせるのって ほんとに効果あるのかなぁ?
by ぼんぼちぼちぼち (2016-05-15 16:51) 

チョコシナモン

|。・ω・|ノ コンバンワ☆
うららさんのお食事が美味しそう。
お口直しの玉こんにゃくがいいなぁ。
酒蔵巡りも楽しそう。
だけど日本酒が苦手な私・・・。
お味噌と麹は酒蔵鉾杉に行って買っています。

by チョコシナモン (2016-05-15 22:04) 

hana2016

ぼんぼちぼちぼちさんへ
よくわからないですけど・・・プラスかマイナスか…と問われたら、プラスってことで^m^

チョコシナモンさんへ
こんばんは。
少しもオシャレではないのだけど、家庭的な優しさの感じられる味でした。
それでか私達以外、店内には常連さんばかりであったような。。
私だって少し前までは、自分が日本酒を呑むなんて、考えもしませんでした。
50を過ぎて、ようやく大人になったのかなぁ?今夜も呑んじゃいましたよ♪
by hana2016 (2016-05-15 23:23) 

薔薇少女

>ナビに「まりちゃんのみせ」と入れようとする夫
ち・ち・違う~~勝手にそう呼んでいるだけで、「うらら」さんが店名ですからね
こんなふうに言い合える事が微笑ましくて羨ましいです(*^-^)ニコ
>ちっちゃいけど具たくさんのグラタン、(のり、きなこ、あんこ)の3種の味が楽しめるお得な焼き餅セット。どちらにも美味しいお浸しが付いています。
まりちゃんの人柄がそのまま出て居る様なほっこりとした暖かなメニューですね!!!
喜多方の酒蔵巡り、絵になる様な画像ばかりですね!
特にステンドグラスコーナーと下から3枚目の廊下の画像は映画の一場面の様ですねd(゚-^*) ナイス♪

by 薔薇少女 (2016-05-16 00:11) 

サンダーソニア

蔵めぐりだけに くらくらするほど 魅力的です^m^
by サンダーソニア (2016-05-16 06:33) 

oko

白玉ぜんざい・・・ああ・・白玉ぜんざい・・
って気分になりました♪
あんこもの大好きなのです♪
お酒に関しては全くの下戸ですが・・・
by oko (2016-05-16 06:44) 

ソニックマイヅル

おはようございます。朝から行列のできるラーメン店に興味津々です。喜多方と言えばやはりラーメンですよね。^^;
by ソニックマイヅル (2016-05-16 09:09) 

がり

すっかりブログから遠のいてしまってます。
気ままにフラ~と訪問し、一度に何日ぶんもの旅や日々の様子をブログで拝見するという自分ペースの訪問で失礼しております。
マイペースの勝手な私ですが、 hana2016 さんはじめ薔薇少女さんやサンダーソニアさんたちの変わりない様子を拝見するのは、嬉しいものです。
なんでだか辞められないソネブログの魅力が・・・。

by がり (2016-05-16 11:03) 

hana2016

薔薇少女さんへ
どのような経緯からご主人様との関係が、現在の状態になってしまわれたのか?その理由が不明なので何とも言いようがありませんけれど。。
こんな会話、どこの家でも普通なんじゃないかしら。夫婦二人の時って、誰にも気を使わずに、私が全部決められますしね・・・。
「うらら」さんでオーダーしたメニュー、上の二品は二人で分け、ぜんざいは私が食べました。それでも15~600円だったかと。
次回はまた、かき氷を食べに立ち寄りをしたいです♪
下から3枚目の廊下の画像、これ実はおトイレへ行く途中の廊下なんです。せっかくのムードを壊してしまってスイマセン。

サンダーソニアさんへ
>蔵めぐりだけに くらくらするほど
・・・とは、そこまで思いが至りませんでした。私って、まだまだだわ~~^^

okoさんへ
小さなお店なんだけど、甘味処だけにメニューも沢山!
迷った末、温かいぜんざいにしたのです。白玉は大好き♪
面白い事に、グラタンまで白玉入りなんです^◇^

がりさんへ
ブログってそうですよね。
かなり自己満足敵な部分がありますので、私だって書きはじめるまで面倒で止めてしまいたくなる事が度々。
気ままでマイペース、時々フラーが一番です♪
お忙しい中をご訪問下さり、コメントまで!何時もホントにありがたく思っておりますです!


by hana2016 (2016-05-16 12:11) 

hana2016

ソニックマイヅルさんへ
こんにちは。
コメレスがぬけてしまい…申し訳ありません。
そちらからですと東北、喜多方はとにかく遠いです。
全国的も知名度の高い喜多方ラーメン。しかし実際に食べてみると、結構普通だったりします。
早朝からラーメンが食べられるってところは面白いのですけれど。。。
by hana2016 (2016-05-16 12:17) 

えーちゃん

あんみつの文字が目に飛び込んで来た(^^;食べたい。
お汁粉もいいな~
by えーちゃん (2016-05-16 13:23) 

hana2016

えーちゃんさんへ
そうなんですよ。
もうどれを見ても、目が食べたい!お口は更に食べたい!
お腹がいっこしかないのが残念で仕方ありません。
by hana2016 (2016-05-16 20:59) 

薔薇少女

>こんな会話、どこの家でも普通なんじゃないかしら。夫婦二人の時って、誰にも気を使わずに、私が全部決められますしね・・・。

そうですよねぇ~、普通の夫婦の会話ですよね!
ウチは20年前から普通の夫婦じゃ無くなっちゃったからなぁ~
私は元の夫婦に戻るのが夢だけど、彼は頑なに拒んでいるんです。
その内裏ブログに書きたいとは思うけど、もしも裏ブログの事が
ばれたら、今の状態でさえ保ってゆけるかどうか解らないかも・・・
by 薔薇少女 (2016-05-17 17:19) 

hana2016

薔薇少女さんへ
普通なんて・・・ホンとの事言ったら、普通だなんてどこを探したってないものなのに。
そんなくだらない、ツマラナイ言葉を使ってしまってスイマセン。
姉さんご夫婦の・・・真実がわかる日を、楽しみに待っています。って、まぁ、お気になさらずに。。。

by hana2016 (2016-05-17 21:23) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0