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大人の休日倶楽部旅・2016冬の陣・・・⑤弘前洋館巡り [2016・11月秋田・青森・新潟・群馬]

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弘前は城下町でありながら、洋館が点在するハイカラな街です。
弘前城、弘前から北に位置する五所川原、金木町はすでに訪問済みであったから・・・。二日目はレンタカーを借りて、市内の洋館巡りをする事に。

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真新しさの漂う、近代的なJR弘前駅。
朝の内は・・・前夜からの雪が残る光景。泊まったホテル、レンタカー会社共に駅の近くで正解でした。

しかし何時の間にか雪はほとんど消えていき、道路脇に残雪少々・・・。

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弘前市には、明治時代に建てられたモダンな洋風建築が数多く残されています。街に点在する観光スポットを周ろうと決めた一日・・・しかしほぼ徒歩圏内に集まっていたから、ここで車は必要なかったかもしれない。
弘前城天守のある弘前公園近く、弘前市立観光館に車を置いて歩きました。

トップはルネッサンス様式を基調とした木造3階建ての「旧弘前市立図書館」です。
日露戦争戦勝記念として、市の文化発展のため明治39年に建てられ、昭和6年までは現役であったと言う。
石積みの基礎、左右に八角形のドーム型の塔。
カラフルな色調が可愛らしさを感じさせつつも、洋風技法水準の高さが際立つ建物だそうです。

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青森県初の私学校である、「旧東奥義塾外人教師館」・・・。
藩校であった稽古館を母体に明治5年創立された私学「東奥義塾」、そこに招いた外人教師専用の住居として明治33年に建築されたもの。

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館内二階には、当時をイメージした家具や調度品など。明治期の外国人の生活が再現されています。
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再現されたものであるものの・・・子供部屋などまさに映画の中の世界。当時の暮らしぶりを垣間見られて良かったです。
また一階には喫茶室が設置されていて、くつろげるスペースとなっていました。

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「青森銀行記念館」は、旧第五十九銀行の本店として、明治37年に建てられました。
明治12年に設立された・・・県下では最初、全国で59番目の国立銀行です。

洋風建造物の第一人者、太宰治の生家「斜陽館」も手がけた堀江佐吉の設計施工によるもの。
ルネッサンス調の洋風建築ながら、木造2階建て。
防火のために日本の土蔵造りを取り入れるなど、和洋折衷の優れた建物とされる。頂上には展望台を兼ねた装飾塔を配し、随所にモダンな面影を残す・・・堀江佐吉の快心作のひとつだそう。。

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「日本キリスト教団弘前教会」はパリのノートルダム大聖堂をモデルにして、堀江佐吉の四男・斉藤伊三郎が建設に携わりました。
明治後期に建設されたものでは珍しい木造のフランスゴシックスタイル。両側の双塔や側面に連なるバットレスが特徴と言う・・・でも何故か十字架が見当たらない。
優美な佇まいをした・・・東北最古のプロテスタント教会でした。

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「弘前カトリック教会」。
現在の聖堂は明治43年、オージェ神父が設計、堀江佐吉の弟・横山常吉によって建てられました。
聖堂は尖頭のあるロマネスク様式のモルタル、祭壇はオランダのアムステルダムにある聖トマス教会から特別に譲り受けたもので、ゴシック様式となっています。
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内部壁面のステンドグラスは、カナダのカーロン神父から贈られた。岩木山・りんご・津軽三味線など…まるごと弘前が描かれていて・・・美しい[ぴかぴか(新しい)]当時の人々は、どのような思いで眺めたのでしょうね。

弘前城は曳家工事の最中なので、パス。
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また弘前と言えばリンゴです。リンゴと言えば・・・アップルパイなのですが、各店舗によって色々種類もあり、どれも食べたくなってしまうのだけれど。
朝食を食べてからまだ2時間ほどしか経っていないから、欲しいのは目だけ。到底食べることは出来ません[バッド(下向き矢印)]

「日本一」と称される弘前の桜、弘前の夏の夜空を彩る「ねぷた」。洋風文化の取り入れに積極的な土地柄の表れとも言える・・・フランス料理に、アップルパイ。
この土地に息づいた伝統と文化、、暮らしが・・・身近に感じられた街歩きでした。

年明け後も、まだ続きます。。
独りよがりな、自己記録的なブログに関わらず…今年一年間のご訪問、本当にありがとうございました。
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