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真冬の沖縄隊再び・・・⑩泡盛の「ヘリオス酒造」見学 [2017・2月沖縄本島]

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さて沖縄滞在三日目、これから向かうのは名護、本部半島。今日も良い天気でラッキー[グッド(上向き矢印)]
          
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那覇のおもろ町で借りたホンダFIT。
遠出をしなかったせいもあり、ハイブリッドモデルだけに給油は4日間で一度のみ。レンタル料も安く沖縄はお得な場合が多く感じます。
さて沖縄の「食」を語るうえで、外すことのできない酒は「泡盛」ですが、南の島・沖縄には泡盛の蔵元が47もあると言います。
目的の一軒目へは、リゾートホテル&施設が多く建ち並ぶ・・・西海岸沿いの58号線は混むので、日本最南端の高速道路「沖縄自動車道」で向かう事に。
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今ではポピュラーなメニューとなった「タコライス」発祥の町「金武(きん)」は、キャンプハンセンのゲートに隣り合う形で成り立つ地区。
ここはアメリカ?と錯覚させる英語の看板、ペンキの塗られた店々の造り・・・と特殊なムードが漂っている。基地がなかったら、ここも東海岸の風光明媚な観光地のひとつであったであろう。
金武から宜野座、そして許田へ。

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インターを下りて海沿いを走ると「道の駅 許田」はすぐ。道の駅内をブラブラするのもお勧めながら。。
「 美ら海水族館」へ向かう前にも、こちらで割引チケットを入手するのがベスト!「割引チケット」で入場料1,850円 → 1,600円なり。
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しかし我々が欲しいのは、これから行くヘリオス酒造のパンフレット、付いている黄色いチケットで、「古酒くら」のミニボトルが貰えるのさ[グッド(上向き矢印)]
道の駅から山間へ、住宅が数軒建つ長閑な湖辺底集落奥に佇む「ヘリオス酒蔵」の主商品は泡盛ながら、ご覧のようにクラフトビールの製造もしています。
だから私も最初はヘリオスビールから入って、この工場見学を経て、泡盛の魅力に目覚めたと言う訳でした。
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一応電話連絡をしてからいきましたけれど、道が狭い為ツアーではあまり行かないところらしく、前回同様3~4組って感じです。
この日は偶々、後からやって来たアメリカ人グループと一緒。
工場内の見学時、スリッパが履けない私は五本指の靴下のまま。あの人達・・・「日本人は、変なソックスを履いてる!?」と思ったでしょうね[たらーっ(汗)] 「ま、いいですけど」
決してうるさくはないものの、お財布はガッチリ。スタッフさんに聞いたら、彼らが買っていったのはポストカード2枚だけだったとの事。
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工場見学にかかる時間は、約一時間ほど。
泡盛製造工程の説明&製造工場見学→古酒蔵見学&上映会。
工場内、蔵も撮影禁止の為、内部の画像はこれだけ。
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工場内部に漂う甘酸っぱい香りは「黒麹菌」が働いている証拠、そして敷地内のどの建物も壁や天井が黒い。この黒さも黒麹菌によるものなのです。
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ヘリオス酒造はもともと洋酒造りからスタートした蔵元。1961年、那覇市にて太陽醸造を設立。
さとうきびを原料としたラム酒を米軍向けに製造。
しかし「太陽醸造」の名前が覚えてもらえない為、社名をヘリオス酒造に変更。

一般的な泡盛は瓶でするものながら、ヘリオス酒造では特製の樽を使って熟成する。ウイスキーのように樽で熟成して造られる泡盛だから、うっすら黄色く色づいているのです。
広大な二の蔵の高い天井近くまで積み上げられた、迫力の樽たち ...。洋酒造りのノウハウが、ヘリオス酒造ならではの製法に関係し続けているのでした。
また熟成中に飛んでしまう水分=アルコール分は、「天使の分け前」とロマンチックな呼び名で呼ばれるのも同じ[ぴかぴか(新しい)]

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お待ちかねの試飲タイム。
シャム(タイ)国との交易により15世紀に伝わった・・・のが最初、そこで現在でもタイ米=細長いインディカ米が原料となる泡盛。
※・・・少し詳しく紹介しますと・・・。
紀元前5000~3000年位に西アジアで発明されたとされる蒸留技術。それが東はインド、中国、そしてタイ、西はスコットランドまで伝わりました。スコットランドでは銘酒スコッチの歴史が始まります。中国ではマオタイ酒、タイではラオロン酒が生まれました。
琉球王国は東南アジアの各国と交易しており、特に交流が活発であったシャム国から蒸留技術を持ち帰ってきた。その後は日本本土へも伝わっていったのです。

そうなるとタイのお酒も気になるものですが、私が知るタイのウィスキーと言えば「メコンウィスキー」だけ。
ウィスキーは麦を原料にして作るものながら、タイ国産のウィスキーは、ウィスキーでも原料はお米。オリジナルタイウィスキーの味は、飲んだのがあまりにも昔過ぎて忘れ去っておりまする・・・。

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泡盛の中でも3年以上寝かせた古酒を、「クース」と呼びます。
ヘリオスの定番「古酒 くら」はもはやスッカリお馴染み、沖縄のホテルは勿論、我が県内でも気にして見てみたらどこでも置いてあるくらいです。
この場所に身をおいて、臭いや雰囲気をストレートに感じられるのが一番の魅力だと改めて感じました。

http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2015-03-03
あぐー豚がツーショットだ!なーんて[あせあせ(飛び散る汗)] 一昨年と同じところに立って記念の一枚[カメラ]
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泡盛の奥深さに出会える工場、今回尋ねた4軒の中でも一番だと思います。
那覇市国際通りの「ヘリオスパブ」は、沖縄料理とヘリオスオリジナルビール&泡盛が楽しめる居酒屋さん。
こちらのオリジナルビールは中々珍しくて、一見の価値がありますので勿論お勧めですよ[るんるん]

ヘリオス酒造その他 / 名護市)

昼総合点★★★☆☆ 3.5


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