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鳴子温泉へ湯治旅・・・②阿部旅館到着、そして温泉 [2022・1月宮城・鳴子温泉で湯治]

この地にかつて旅館があったかは定かではありませんが、現在お宿はポツンと一軒だけしかなくて、、、しかし温泉好きに圧倒的な人気、かつ知名度を誇る宿「阿部旅館」さんへ泊りに来たのです。
みちのくの湯処として有名な鳴子温泉。鳴子温泉へと向かうメインロード「108号線」から外れた細い道を進むと、「江号川」に橋がかかり。そこから奥へ進んだ坂道を上がっていくと、建物が見えてきました。・・・と言っても、手前のは物置きですよ。
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宿の広い敷地の入口が坂となっている為、女将とお孫さん達が一緒になって雪かきをしている最中でした。道路の雪を削り、そこに砂を撒いてもらい、家の車も上る事が可能に。

埼玉の川口からカブを使って東日本の温泉巡りを楽しむ、敬愛するブロガーさんのところで知った宿でした。
それはケチとかでなく、見方によっては贅沢な旅のスタイルで各地の温泉宿を探求と称し、月に2~3度泊まり歩いている「おにぎり」さんご夫婦のブログ「基本安宿を巡るカブ 温泉安宿探究中」。
毎日の更新が楽しみで仕方がないのだ♪ またこのブログ、阿部旅館さん教えたのは私なのに、「僕はもう泊まりに行ってきちゃいました」ってO川さんに先を越された時は悔しかったです(@_@;) 
今回も行く事を話したら、同行を厭わない程であったのは嬉しくあり、または困惑する思いもあり…って感じでした。
私達は鄙びた宿愛好家でも、高級旅館愛好家でもない、拘りなく自分の身体第一に色々な宿、ホテルを楽しみたく思っているのです[るんるん]

建物全体は民家風、昭和の香りのする造りです。
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玄関ドアを入るとすぐにフロントがあり、検温と消毒をして記帳しました。連泊とあって家にしては多少多めの荷物でチェックイン。
しかし目の前には宅配で届けられた大きな段ボール箱が、ドーンと置かれて・・・それが本来の湯治なのでしょうね[いい気分(温泉)]

横長の館内はいたってシンプル。全体としたら鄙びているけれど、綺麗にされてました。
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案内されたのは107号室でした。階段昇降を無理してする事はないと、「危険は避けたいので、一階のお部屋でお願いします」と伝えておいたから、そう、こちらの予約は旅行サイトからは不可。予約は電話のみと、かつて泊まった下風呂温泉「さつき荘」さんと同じなのである。

冬季期間は暖房代が500円かかりますけれど、年末年始関係なく二食付きは@8520円なり。素泊まりですと@3850円なりも、年間を通して一律料金。
チェックイン14時、チェックアウト11時はまさに湯治向きでゆっくり出来ます[グッド(上向き矢印)]
ドアを開けると小さな踏み込み、端にハンガーが並び、コート、洋服掛けとなっています。荷物置き場にもなりました。
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お部屋はリフォームしたてで、畳&板張り部分、壁、天井とどこも真新しくて綺麗、綺麗でないのは炬燵カバーだけだったかな[あせあせ(飛び散る汗)]

金庫もない代わり、大きな冷蔵庫は空。家は食料の持ち込みこそしませんが、持っていったドリンクは並べました。
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こたつの上にはお茶セットとお湯の入ったポット。
部屋に歯ブラシ&タオル、浴衣は用意されてますが、バスタオルは持参しましょう。延長コード・ドライヤーの無料貸出はありました。

洗面所とトイレもないのですが、お部屋を出てすぐに共同の洗面・トイレがあります。ハンドソープ、ペーパータオルもあります。
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共同のトイレもウォッシュレット付きで、綺麗に掃除されていました。
他には喫煙ルーム、お洗濯コーナーと。
これまでの経験から温泉成分が強いと、家電を始めとして電化製品は数年しかもたない、温泉宿って見えないところで大変なのです[たらーっ(汗)]

お部屋の脇から天井まで通る太いパイプ、暖房装置はこのパイプのみ。部屋、館内のどこもへも通してあるパイプには源泉の熱交換した湯を流して、館内がほのかに暖まるように・・・そこで冬季料金が発生、1部屋につき500円の暖房費がかかります。
暖房が効いていて炬燵もあるし、テレビは小さいけど見ないから。
Wi-Fiはシッカリ使えましたので、設備面で不自由を感じる時はなかったです。なにより家で作っていないだけに、冬場の炬燵は嬉しいもの[グッド(上向き矢印)]
「陸羽東線」側のお部屋が良かった気もしますが、どちらも連泊中のお爺ちゃん、おひとり様のおじさんが使用中。
夏場であるなら、部屋の窓から前を流れる江合川の清流、川の向こうの鳴子温泉。温泉街をぬって走る陸羽東線ディーゼルの音を耳にしつつ・・・の二階の部屋が広さもあり良いでしょう。

自炊逗留用のキッチンも綺麗にしてあって、調理器具、食器類からラップ、アルミホイルと大抵のものが揃っていました。
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こちらの宿を訪れた最大の理由は、2種類の自家源泉の湯を堪能!二カ所の浴室が貸切利用出来る魅力ゆえ[グッド(上向き矢印)]
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たまに出かけるなら、ある程度高級な宿に泊まるのが気分は上がると思うものの…。とはいえ今の私は母の現状から、高級は勿論、こうしたところにさえ泊りに行けません。人生には色々な時がありますね。
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