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鳴子温泉へ湯治旅・・・④「阿部旅館」ご飯 [2022・1月宮城・鳴子温泉で湯治]

約束の6時になると、部屋へ夕ご飯が届けられます。到着時に夕食と朝食の希望時間を伝えてあったから。
部屋でゆっくり頂くのは、気兼ねがなくて嬉しい。
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宿の売り上げに協力しようと、まずはビールを。またせっかく酒処の宮城にいるのに呑まないのは勿体ないと、日本酒もオーダーします。
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料理に派手さは勿論、創作性もありませんが、自家製なのか?お浸しも漬物も、素材の味が活きた本来の旨さ。
揚げ茄子と万願寺とうがらしの煮物は、家でも真似してます^^
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キンキの煮付け。キンメではなくて、キンキ・・・旬も同じ冬ながら、値段で言うとキンキはキンメの倍以上とか!身が柔らかで、脂ものっています。
とろりとあんのかかった蟹入りしんじょう。鴨肉の下には煮こまれた大根が、唯一の肉系ながら、少し甘めの味付けは家庭的な味わいでした。
鯛・シマアジなどの白身魚、マグロもしっかり、大きなボタン海老も新鮮そのもの。
お品書きなどないから説明不足ながら、噂通りの美味しさでした。
三つ葉のお澄ましに、お櫃には鳴子産の「ゆきむすび」。栄養たっぷりの雪解け水が作るお米は、ご飯ひとつでも写真映えします。
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食後のデザートは自家製の濃厚杏仁豆腐、宮城産いちご「もういっこ」から選んで…でひとつずつ。すでにお腹いっぱいでも…デザートは別腹だから美味しかった。身体に優しい夕食でした。
温泉旅館に連泊すると、どうしても食べ過ぎてしまうものながら、その心配もなく、湯治だからこれくらいでじゅうぶん。
食べ終えたお膳は、廊下のワゴンへ戻しておきます。上げ膳すえ膳が良いよね[るんるん]

なにひとつ疲れることなどしていないのに、おこたの温かさとアルコールの酔いとで、、、部屋の灯りも消さず寝てしまいました。
炬燵を端へ寄せてお布団は自分達で敷きますが、シーツも枕カバーも問題なし。
風もなく音もない、なんの気配もしない朝まで静寂の世界でした。本ものの暇を楽しんだ夜。

こちらは、朝ご飯です。
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飾り気のないスタンダードな朝食で、夕食と同じく使われている食材は新鮮なものばかり。
焼きホッケはふっくら温か。からし菜&シラス、温泉卵、名物紫蘇巻き、筍・蕗・人参・油揚げの煮物は大ぶりに切られて、味付けが良かった。どれも身体に優しいおかずばかり、具だくさんの味噌汁も美味しいものでした。
一見地味ながら、ご飯がすすむおかずでまたもお腹がいっぱい。

酔って寝てしまった翌朝は、温泉に浸かって目を覚ます。
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ガラス越しであっても、外から朝の日差しが差し込んでくる、この贅沢さは好き[ぴかぴか(新しい)]

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夏場ならこの階段を上がって屋上へと出たら、周囲の眺めと、清涼なく空気を楽しむところながら、積雪の為に出られず。
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自炊場でお湯を湧かし持参したコーヒーを淹れ、おこたでだらだらと過ごしている間に時が過ぎていく。
家へ帰らずここで暮らしていくのも良いなぁ~~なーんて。湯治宿には初めて泊まりましたが過ごしやすくて、小ぢんまりした六畳間が、何とも言えない快適空間。
出窓のパイプにタオルやバスタオルを干したり、出窓を棚代わりにして物を置く。このコンパクトさが懐かしくていい……。

まだ、続きますよ。
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