オリンピック期間、山奥の温泉へ･･･③野沢温泉「旅館　さかや」食事編：hana blog：SSブログ

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オリンピック期間、山奥の温泉へ･･･③野沢温泉「旅館　さかや」食事編　[2021・8月温泉三昧の夏休み] [編集]

食事は朝・夕共に、二階に並ぶ個室の食事処となります。私の歩く距離を考えて入口から最も近い「りんせん」のお部屋でした。
　　　　　　　　　

「おしながき」も一応あります。

※奥信濃は山菜や茸を中心とした山の幸や、豊かな大自然に育まれた新鮮な地野菜に溢れています。産地直送よりも新鮮で、肥えた土が創り出すうま味の強い食材を生かした、信州創作和食が｢さかや｣のスタイル…とのことで。

木の台に並べられた･･･冬瓜梅仕立て・丸茄子鳥味噌田楽・独活胡麻和え・ほおずきの皮に味噌漬玉子（ここは食べるほおずきそのものが良かったな)・う巻き玉子・キュウリ＆人参。エシャロットをもろ味噌で・無花果胡麻豆腐・ぜんまい煮・（野沢温泉の郷土料理）いもなます・酢炊き鮎･･･の前菜たち。食前酒はあんず酒？　とりあえずのビールで乾杯

じゃが芋万頭の蒸し物、お造りは、大岩魚昆布〆・信濃雪鱒レモン添え・酢味噌で食べる鯉のあらい。

主菜・みゆき豚とろとろ煮　ポテトとグリーンピースのソースは、手の込んだ料理のようだが、ジャガイモソースはいらない。
冷やし鉢・トマト流し　鶏ささみのオクラのせで、サッパリさせて。

自家製の野沢菜&漬物は、途中お替わりを勧められます。冬瓜のあんかけを白いご飯で。デザートは牛乳プリン、甘いカット西瓜でした。

〆の冬瓜＆いんげんを煮たあんかけご飯は凝り過ぎていてどうかな～～！？と感じられたものの、それ以外は味付けも良く、どれも美味しかった

ころあいを見計らって運ばれる料理は美濃焼、備前焼などの器が料理を引き立て、料理がまた器を生かす･･･と言った贅沢。
野沢温泉の豊富な湧き水を仕込み水に使った地酒｢水尾｣や信州を代表する｢真澄｣とあったものの、満腹になりすぎてアルコールは断念！

食事処で担当してくれたのは、若いネパール人の女性でした。物静かで賢さの中に謙虚さを持ち合わせた彼女。ネパールでも北方の生まれだから、雪は特に珍しくないとか。
ただし食べ物は、生ものを食べる習慣がなかっただけに「今は何でも食べられます」と言うけれど無理をしているはず。
来日してすぐに行った日本語学校は長崎県の諫早で、それから又接客の勉強をし、ここ野沢温泉へ来たと。「お休みの日は何をやっているの？」と尋ねましたら「以前は東京の友達のところへ遊びに行きましたが、コロナ下では行けません」。「ネパールの人は母国語の他に、英語が普通に喋れるんでしょう？」「そうですね」。口数が多い訳ではないけど、賢さと正直さが伝わってきました。

部屋へ戻ったら、お布団に直行です

←、これ毎回のパターンですから(^Q^)/　特にこれと言う事はないけれど、温泉に浸かって、ご飯を食べるだけで疲れるのです

ふかふか布団で熟睡した後は、朝食も同じ部屋＆席でとります。朝日が気持ち良いo(^o^)o
　　　　　　　　　

朝食はぶどうジュースに、野菜サラダ。右はなに饅頭でしたっけ？
野沢温泉のお豆腐、昆布の佃煮、山菜の胡桃和え、切り干し大根、野沢菜漬けは勿論。温泉卵。

山女の焼き魚は少し炙ってから、白米・温泉卵などに自家源泉を使った温泉粥・麦とろご飯の三種類から選べる和食。二人揃って麦とろご飯をチョイス、「どれでもお替わり出来ますよ」と勧められるもお腹いっぱいです。
宿名入りの焼き海苔も食べてみようかな・・・とは思った夫ながら、他のおかずで満足してしまったみたいでした。

デザートはオレンジ、そしてコーヒーでお終い。

夜の献立はザっと目にして食材にお金がかかっていないのが一目でわかったが、全体的には味付けも良く、食事内容にも文句はありません。

チェックイン時は香港の方、アウトの時は台湾出身の女性と、しかし社員教育の徹底ぶりにも感心！お見送りは女将と、若主人だったのかしら？
とにかく皆さん揃って、腰の低い接客ぶり、何かと気遣ってもらいました。この日の泊り客は平日だけに４～５組だった模様です。
8月2日から一泊、楽天トラベルより【1泊2食】【天然自家源泉】美肌の湯と創作和食で上質な時間を
@21789円×２(消費税込)

静かで落ち着いた館内は床をはじめとして、どこもﾋﾟｶﾋﾟｶ清潔でした。
小規模旅館の多い野沢温泉街にあって、鉄筋6階建ての建物は威容さえ感じさせる。これだけの規模の宿を維持していく苦労、努力には並々ならぬものがあるでしょうね。温かい「おもてなし」の気持ちは好感触、噂にたがわぬ良い宿と思いました

タグ：野沢温泉「旅館　さかや」食事信州の郷土料理　川魚岩魚　信濃雪鱒　鯉のあらい　山女野沢菜漬け　温泉粥　麦とろご飯客室29室に抑えた宿　可能な心配り　贅沢な取り合わせ

2021-08-15 21:11 thanks(70) コメント(12)
共通テーマ：旅行

thanks 70

山の中の温泉で
まぐろの刺身とか出てくると、興ざめしますよね。
岩魚、正解ですね。
それにしても
フロントは、台湾そして香港
食事処は、ネパールと
国際色豊かですね。
日本に来ているネパールの人って、とても真面目で
仕事をちゃんとすると思います。
by 八犬伝 (2021-08-15 21:20)

八犬伝さんへ
これまでにも九州や北海道、沖縄のホテルでアジアから来日し働くスタッフは多くいましたけれど。
長野県でも新潟との県境に近いこの地が、これ程外国の方ばかりとは！？
私の行っている通所先のディサービスにも、ネパールからの研修生がいました。皆さん真面目で一生鶏鳴でした。その方たちと比較しても、「さかや」さんの彼女の賢明さは優っていると感じます。
by hana2021 (2021-08-15 22:30)

木の台の上の小さなお料理たちを目にした途端に非日常感が愉しめそうですね。わたしいとっては見慣れぬお料理がずらりで眼福でございます。
そして美濃焼、備前焼といったことには明るくないわたしでも器の美しさには目を奪われます。こうした時間を愉しむのも精神的贅沢の一つですね。
ネパール人の方のお話も興味深く拝読させていただきました。と言いますのも、かつて英会話スクールに通っていた折にネパール大勢経験のあるオーストラリア人男性が、「ネパール人女性は世界一綺麗だ」と断言していたことを思い出したのです。（何を根拠に…）とも思ったのですが、取り敢えずおもしろい意見かなと印象に残ってます。

三上博史の発言、何かのインタヴューだったと思いますが、おそらく読んだ人も少ないでしょうし、まして記憶している人は稀でしょうが、わたしは覚えてます（笑）。間違いなく映画俳優の役作りにおいて『レイジング・ブル』当時のデ・ニーロを超えることは後にも先にもないと思うのです。昨今役作りのために体重増減など過酷な役作りをする俳優は少なくないですが、結局『レイジング・ブル』でデ・ニーロが最初にあそこまでやったことのインパクトを誰も超えられません。
三上博史の件の発言は、（皆が誉めそやすデ・ニーロを批判する俺ってカッコいい！）という意識が垣間見えたし、そもそも彼の演技は映像向きではないというのもありました。　　　　　　　　RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2021-08-16 05:25)

温泉とお料理を楽しむ喜び。
久しく味わっていませんが、
hanaさんのブログで、しばし行った気分を
感じることが出来ました。(^_^)

by ゲンさんおかさん (2021-08-16 08:31)

末尾ルコ（アルベール）さんへ
雪深い山間の温泉地である野沢温泉だけに、提供される料理も山菜類、川魚を中心とした地のものばかり。南国高知の住まわれるRUKOさんには馴染みのない食材が多いのでは想像致します。
またそれらを盛り付ける器にしても、重たくて厚みのあるものばかりで、自宅で使う食器類とは一線を画しますので。そうした面からも食材に費用がかかっていないとはいえ、非日常感は感じられました。
インド、中国の両大国に挟まれる形の国土であり、それ以外にも山岳地帯特有の厳しい地形や、気候。
今回の彼女にしても、マスク着用でその美しさは目に出来ずじまいであったけれど、言動からそれ相応の教育を受けた聡明さは伝わって参りました。人並以上の教育を受けてさえ、それを生かす仕事の場もなくの来日であったであろうと、夫とも話しておりました。
三上博史の発言の件は、ご指摘の通りと推測致しました。
大体が彼ってそれ程、多く出演をしていましたっけ？
私の覚えている限りでは、大河「清盛」での鳥羽上皇役、息子であり、弟でもある崇徳天皇=井浦新に冷たくあたる役柄くらいしか覚えがないくらいくらいですので。そう多くの役のオファーがあるとは思えずにおります。
by hana2021 (2021-08-16 10:19)

夕食も朝食も美味しそう過ぎて( ;∀;)
16時間ダイエット継続中の私には、この時間帯キビシイです（笑）
自宅でこれだけ贅沢に食器を使ったら洗うのが大変だし、
食器だけでも非日常感満載になりますね!(^^)!

by まつき (2021-08-16 10:19)

ゲンさんおかさん様へ
小ぢんまりとした小宿へサッとマイカーで行って、観光せずに帰って来る。それくらいならコロナ感染の心配は無用･･･なーんて、お気楽すぎるでしょうか。これくらいでも、気分転換にはなるものです。･･･不謹慎過ぎますか。
by hana2021 (2021-08-16 10:25)

まつきさんへ
このところ山の温泉ばかり行っているから、食傷気味ながら･･･川魚だって決して安い訳ではない。それはわかっています。
使用している什器類はどれも大きく、厚く、重ねられないものばかり。
この辺りからも老舗宿として長く続いてきた宿の重みが感じられました。ﾎﾝﾄこんなの自分の手ではとても洗ってなどいられませんものね^^
by hana2021 (2021-08-16 10:31)