SSブログ

バスで旅した、美ぬ島たち・・・⑤竹富島を歩く・・・そのⅡ [2018・4月八重山、石垣・竹富・西表]

2018.4.03
  たけとみ13.jpg
竹富島の中心部に位置する集落地域は、国の重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。
伝統的な琉球赤瓦の屋根に鎮座する・・・愛嬌のある表情のシーサーたち・・・の割りには少ない写真。  
                  DSC08296.JPG
たけとみ4.jpg
ガイドさんの弾く三線に耳を傾けながら、水牛車で一周するコースは定番中の定番。細く曲がりくねった道路を牛さんが上手く周って歩く姿には感心してしまう。
しかし集落は、普通に脚で歩いても周れる広さなのも魅力[るんるん]そこで日帰りで来て、その日の内に帰ってしまうスタイルがほとんどのようながら。
確かに一時は盛んであった民宿にしても、後継者不足で次々廃業してしまうと伺いました。

たけとみ11.jpg        
集落の周辺部は緑が多いので、赤瓦と木々の緑のコントラストが綺麗です。電柱も、なんと木製でした。
こうした素朴な光景を眺めると、遠くの島に来たって思いが強くします。
    たけとみ5.jpg
赤瓦屋根の家々にサンゴの石垣、天人菊が彩る白砂の道、屋根の上のシーサー、シーサーは一匹で一軒の家を守っているとの事でした。
          たけとみ0.jpg
寄贈された丘一帯を公園として整備、有志により1953年「なごみの塔」が竣工しました。集落を一望できるポイントです。
・・・が、しかし塔の老朽化、安全確保の為2016年9月より登降禁止となったまま。
たけとみ2.jpg   たけとみ3.jpg
その代りとなっているのが、なごみの塔の向かいのカフェ「あかやま荘」のあかやま展望台です。
暑さもあって二人とも上ってみる気持ちなどなく、外で売られていた飲み物。搾りたてのさとうきびに氷を浮かべたドリンクを飲む。少し青臭さのある、自然の甘みを感じました。
                  たけとみ12.jpg
そしてどこからか現れた、お散歩中の子猫さん。

一旦ホテルでチェックインした後、CDを聴きながら部屋でゴロ寝もいいけれど・・・、せっかくだからもう一度と引き返してきて、行っていなかった場所を歩きました。

          m_EFBC91EFBC96E3819FE38191E381A8E381BF-bf60e.jpg
沖縄の代表的な民謡「安里屋ユンタ」で歌われている、美女クヤマの生家として有名なところ。美女としての伝説が島に伝わっているそうです。

たけとみ6.jpg
「グック」と呼ばれる珊瑚石で組まれた石垣は強風から家を守ってきた。どっしりとした石垣を見て、自然環境の厳しさを知る。しかし竹富島の風景を守ってきたものはシーサーや石垣だけではない。島に住む人々の気持ち、心がけが強くあったからだろう。

たけとみ7.jpg
時間が、ゆったりと流れていきます。
白いテッポウユリが咲き乱れ、アマリリスだってこうして地植えで普通に咲いている。角を曲がったら道路脇に無人の貝殻屋さんがあったり・・・。

竹富5.jpg
生っている青パパイアは、どんな料理に変身するのだろう?と変なところが気になってしまいます。歩いているだけで、次々と面白いものに出会うのでした。
        たけとみ9.jpg
月桃やパパイア、バナナは当然、ビワの実も色づいてすぐに食べられそう。

※月桃は 4月から7月にかけて、 白くきれいな花を咲かせる、ショウガ科の植物です。 沖縄では月桃のことをサンニンと呼び、 邪気払いの草木とされている。 最近はハーブティーや石けん、 化粧品や健康食品などさまざまな加工品として販売。
家にも、月桃の葉を編んで作った可愛いコースターがありますよ[グッド(上向き矢印)]

家々の庭に咲き乱れる原色の花以外にも、ゆっくり巡れば・・・。
たけとみ14.jpg
太ーい 「トックリヤシ」に驚いたり、バナナの生り方を改めて眺めたり・・・と。
葉の間からバナナの実が詰まった房=赤紫色した巨大な筆先のような「苞(ほう)」が、中には花が包まれています。赤紫色の苞はれそれだけでも見飽きませんが、皮が開き、バナナの花と実が一緒に顔を出してきます。
私達が目にするバナナの形になっていき・・・順次、次のバナナも顔を出します。
たけとみ10.jpg
テコマスタンス(金鈴樹)で良いのでしょうか、ノウゼンカズラのような、黄色い花がまとまって沢山咲いていましたが、私達同様暑さに負けている様子でした。

午後はこんな風に観光らしき事はせず・・・、ただ歩いて、道端に咲く花や植物を眺めて過ごして・・・。
「竹富島」は碧い海と花の島として、私の記憶に残りました。

まだまだ、続きます♪
thanks(80)  コメント(20)