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避暑を求めて北海道旅行・・・④「十和田市現代美術館」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

7月31日(火)
この日八幡平から向かうのは、青森県の下北半島です。
青森でも最北の地を目指す訳ながら、一か所くらいは観光もしたい。そこで選んだのが、「十和田市現代美術館」でした。
青森県十和田市にある著名な美術館ながら、これまで機会がなく訪れたのも初めて。

※十和田市現代美術館は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる現代美術館。

まず目についたのは・・・ 美術館の周りに並ぶ楽しいオブジェの数々。道路を挟んで向かい側にもカラフルな草間彌生の展示あり、フラワー・ホース、アッタ(巨大アリ)など野外展示もあり。入館前からいくつかの作品には触れあえるのです。

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「愛はとこしえ十和田でうたう」 草間彌生
アート広場の一角に広がった色鮮やかな水玉世界は、カボチャ、少女、キノコ、犬たちの8つの彫刻群。
しかし青森とは言えこの日はとにかく暑くて、駐車場からここまで歩くだけで汗が流れました。道路を渡って行くだけの気力など到底ありません。

美術館と言っても子供も親しめそうな雰囲気、身近にアートに触れる機会がもてるのは幸せな事。
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建物は中外共にシンプル過ぎる白い四角形の箱型、平日でも意外に多い来館者数。女性に子供連れの家族の姿が多く感じました。

入館してすぐに展示されていた彫刻作品「スタンディング・ウーマン」・・・これまでも写真では見ていたものの、大胆にして迫力のサイズ、しかしよく見れば表情はあまりにもリアルで、繊細な人体の作り・・・にも圧倒されます。
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「スタンディング・ウーマン」 ロン・ミュエク

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「オン・クラウズ(エア-ポート-シティ)」 トマス・サラセーノ

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「光の橋』 アナ・ラウラ・アラエズ

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「闇というもの」 マリール・ノイデッカー
林立する木々の間から光が差し込む、幻想的な風景・・・は、実際に森で樹木をかたどって制作した。巨大なジオラマは、本当に森に迷い込んだのかと錯覚するリアルさがあり、壮大な自然を目の当たりにした際に人が抱く畏怖の念を喚起してくれます。

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「夜露死苦ガール2012」 奈良美智
美術館の壁面に描かれているのは、弘前市出身のアーティスト奈良美智の作品。白いカンバスに見立てた壁にシンプルなブラックのラインで勢いよく描かれていました。
青森市の県立美術館にある「あおもり犬」も有名ですね。

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「ゴースト」 インゲス・イデー
以上2点は3階から眺めたものだったと思います。作品数はそう多くはありません。他にも「ファット・ハウス/ファット・カー」エルヴィン・ヴルムのユーモラスな作品の展示等。。土産コーナー併設のカフェもオシャレなスペースでした。
展示内容については理解したとは言えないものの、パワーをチャージしたところで今宵の宿のある下北半島へ向けて出発!
美術ファンには外せない場所であり、世代を問わず楽しめる「現代美術館」でした。

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