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夏休みキャンプ日記・・・その前に [ドライブ・栃木県北]

北海道は函館編はどうにか終了しましたが、今のペースでいったら帰郷するまでどのくらいかかるやら?毎回ながらしつこくて。。
・・・と言う訳で、・・・ってどういう訳?、今月出かけた息子家族との那須キャンプレポを書いてしまう事とします。
今回、息子と孫のこっちゃんがやって来たのは早かった。ママより一足早い14日からでした。
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到着早々に大好きなアイチュ、もう食べています。庭のミニトマトも採ったり、写真にも撮ったり・・・今、ハマっているのは写真を撮る事^^
初日から飛ばしまくりの彼女、息子が気を使って日中は二人でプールへ行ってきました。海のない栃木、それだけにプール施設の規模、それにルールのユルサもあり、都内とは比較にならない充実ぶりに大満足!!
二人揃って「やっぱり、栃木は良いよね~~!」だって。

普段の暮らしで簡単な家事しかしていない私ですから、二日目にしてギブアップしてしまいました「今日のお昼は作りたくない!日光へお蕎麦を食べに行きましょう」と。

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日光例幣使街道沿いには、大小様々多くの蕎麦店が点在しています。

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以前よりは汚くなってしまったものの、清流に水草・・・まぁまぁの風情カモ!?川の中へもてくてく・・・どんどん歩いて行っちゃうこっちゃん♪

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日光連山からの湧水を 利用していて・・・「アヒルのお蕎麦屋さん」で通っている、「水無湧水庵」さんへお邪魔しました。右側のアップ画像は近くへ行けない私に変わって、こっちゃんが撮って来てくれたもの♪

店先には勿論湧水が流れて、誰でも飲めるようになっています。
店名と言い「水無なのに湧き水?」と気になりますね。
※地名である、水無の由来は・・・
「水利の便がなく平地のみを耕作していたことに因んだ。」その昔、村に周囲一丈もある古木の梨の木があり、甘く水分の多い実をつけるので村人が「水梨」と呼んでいたのが村名になり、いつしか「水無」という漢字が使われるようになった。・・・と言った説があるもののの、定かではないそう。

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敷地内には日光連山から湧き出る水。清流の更に奥には大きな鯉が泳ぐ二面の大きな池もあり。水面をよくよく眺めたら、池底からポコポコと水が湧きだす様子が見えました。
奥の杉林まで広がるわさび田は、当然ながら清く美しい水の流れが。自生したものかクレソンも育っています。

これ程辺鄙な場所で商売として成り立つのが不思議なくらいながら、「湧水庵さんへ行きたい」と言うと、「休みの日はとにかく混んでるから、ダメ」と即、却下されてしまう程の人気店。
11時半くらいに到着、店先の紙に名前を記入したらそのまま、日光市内へお買い物に行ってしまいましょう。

・・・とは言えやはり気になるもの。戻ってきて見ると「まだ8組しか進んでいない!」だって・・・恐るべし[バッド(下向き矢印)]
そこで周囲を眺めたり、山際まで探検に行ったり、また外の待合所で他のお客さん達と世間話をしたりして…。
岩手から来たグループとは、「私達も先週は、八幡平へ行ってきたばかり」と。盛岡の福田パンの話、花巻のマルカンデパートで名物ソフトクリームを食べた状況などで盛り上がりました。
県北の鬼怒川・川治の温泉、那須や塩原温泉への途中に立ち寄りされる観光客、他県ナンバーの車も多く感じました。

そして、ようやくの着席。
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お茶で小鉢を食べている間に登場した、地元産そば粉100%を使用した手打ち蕎麦です。一枚100円なりのかき揚げも、お願いしました。
地元・水無原地区の有志が運営する農村組合方式店だから、働くのはスタッフさん達。
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二人の時はシンプルに「もり」ですが・・・。三合、五合、一升蕎麦のオーダーも可能。
今日は五合蕎麦で。色々ある選択肢は人数により楽しめて良いです。
細切りながらコシのある麺、甘めでアッサリした蕎麦つゆも好みの味です。
打ちたて茹でたての・・・冷たい水でキュッとしめた、お蕎麦の美味しさ。おチビのこっちゃんだって、手にした箸を休める事なく食べ続けました。

常に混んでいるお店だから、注文から提供までもスムーズで早い。次に待つ人を思って、当然食べるのだって早いのである。
待つ間にそんな一連の流れを目のあたりにし、日本人にとって蕎麦は手早くお腹を満たすファーストフードなんだと改めて思ってしまった次第です。
そうする間も休日だからでしょう。次々に入ってくる車、バイクと。。

ハードルの高い一軒ながら・・・とにかく猛暑続きの中で一時の長閑な光景。癒されました。
歴史と自然の豊かな日光、奥深いです。

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翌日だったかしら?車窓から眺めた、発芽をして間もないと思われる・・・蕎麦畑でした。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑪函館と言えば「朝市」だけど・・・ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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函館山上空にかかる雲の様子が素敵、鰯の群れに見える雲は、すでに「秋」を感じさせてくれます。
二日目は少しだけ観光っぽい行動もしました。
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朝食はホテルのビュッフェバイキングを勧められましたが、ついつい食べ過ぎてしまうし、朝食代で@1728円増となってしまう。
函館ではトコトン節約の鬼となっていた私ですから(笑) カッコよく言えば、この日のテーマは市場で食べる・・・なのでした。
そうそう、ホテルに対して我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 上記の通り食事はとっていません。 
     接客 ☆☆☆
シティとビジホの中間くらいに位置するこちらのホテル。観光にはまずまずの立地ながら、宿泊施設が多数ある函館の街です。せっかくなら次回は、別のところに泊まってみたい!
 
路面電車に乗り、新川町に移動。お目当てはこちら。・・・と言うか、偶々なんですが「はこだて自由市場」があったから、ここで食べようって、急にヤル気が出た。
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イカ・毛蟹・アワビ・ウニをはじめとし、紅鮭に、蛸。お刺身用の貝類・・・ツブ、ホタテ、ホッキ貝。
店々に並ぶ、カレイ、ホッケ、キンキ等など、北海道を代表する魚たち。

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函館駅の隣り「函館朝市」へは二度ほど足を運んでいるけれど、あまりに観光化され過ぎてます。
観光地価格の料金設定に、これでもかっ!って感じてしまう程の客引き、どの店も呼び込みが強引過ぎて歩きにくいったらない[あせあせ(飛び散る汗)]
それと比較したらローカルムード漂う市場で、自分が食べられる分だけというのは気楽です。
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毘沙門通りの「函館すし雅」さん。
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焼きイカに、シャコ・ボタン海老・カニを握ってもらいました。のり巻きといなり寿司でお腹をみたして・・・ロクなもの食べていませんね[バッド(下向き矢印)]
はこだて自由市場は、戦後すぐに開場して約70年の歴史をもつ、函館では老舗の市場だそうです。
函館朝市に比べて規模は小さいものの、函館市民の市場で地元ならではのムードも味わいました。
それから、函館と言えば・・・の「ラッキーピエロ」のハンバーガーも絶対!と思っていたのだけれど。。今回も食べ損ねました・・・トホ!
ホテルは1泊1000円の有料駐車ながら、チェックアウト後も午後15時までの駐車OK!…なところが魅力なの。

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「チャーミーグリーン」のコマーシャル等で全国に知られるようになった、「八幡坂」。
函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして紹介されることの多い坂です。
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「二十間坂」からすぐ、畜産王国・北海道の歴史で大きな貢献をしたドイツ人。カール・レイモンの「レイモンハウス 元町店」あり。

自然や街並みとの調和性、地形としての面白さなどが評価ポイントとなって、 八幡坂は「観光で訪れたい坂」No.1に輝いた・・・との事。
「ハリストス正教会」「函館聖ヨハネ教会」とすでに訪問済みだったから訪ねなかったものの、教会の鳴らす鐘の音だけを聞いていました。

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函館の街を代表する象徴的な存在だけに、函館港を見おろす景観は美しく思えます。
幕末期道内でもいち早く他に先駆けて、横浜・神戸と共に開港を果たした函館。町並みの中に日本最初や日本最古のものが点在していると言われています。
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あまりにも名前の知られたカレーの老舗店「五島軒」では、パン粉のついた揚げパンではなく、ふんわりつるつるなパンタイプ、ひき肉の詰まったピロシキをゲット!

先のデコレーション市電=花電車も「ワッショイはこだて」の企画による、パレードの一環のよう。元町散歩中に3機ほど見かけたものの、「撮ろう」と思った時にはすでに通り過ぎてしまったあとでした。
車体に色とりどりの飾りや電飾を施して、夜間は更に楽しめる仕組みに。「港まつり」二日目もはじまりは夜とか・・・しかしここに留まる訳にはいきません。
これから向かうのは、数百キロ離れたニセコです。               

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避暑を求めて北海道旅行・・・⑩「函館港まつり」の花火を見る [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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花火の打ち上げ場所は函館港、函館到着のフェリーターミナル~西埠頭間に突き出た「緑の島」。函館駅から続くベイエリア、そして坂の町だけにロープウェイ側の元町エリアから眺めるのがベストだと言います。
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宿泊したホテルの場所「宝来町」から「十字街」をぬけて、赤レンガ倉庫の並ぶ海沿いまでは私の足でも思った程かかりませんでした。
函館=「GLAY」が生まれた街。花火が打ち上がる緑の島、そこも彼らのライブ会場となるとの事です。

金森赤レンガ倉庫群は、ベイエリアに建つ函館の代表的な観光スポット。1909(明治42)年に建築され、1988年全面リニューアルし、ショッピングモール、ビアホール、イベントホール等で営業しています。
赤レンガ倉庫群の右手に見える小高い山が、函館山。麓近くからロープウェイにより函館山に上って、眺める美しい夜景。
ミシュランガイドに三つ星として掲載された「極上の眺望」。
函館と言う地方の一都市に関わらず・・・両側を海に囲まれて中央がくびれている・・・この独特の地形が演出する眺望[ぴかぴか(新しい)]・・・実際目の前にしてみれば、函館なんてどうせ大した事ない!?と言った思い込みは吹き飛ぶはず。
・・・と言っても私がその様な感慨をもち函館山山頂から眺めたのは、すでに20年以上も前。これまた大昔と言われてしまうのはわかっています。
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函館の夜景は四季それぞれに見どころがあり。。
晴れの日が多く空気が澄んでいる秋には、遠くまで見えることも多い。冬の季節は雪やイルミネーションとの競演。
雲海が広がる春、6~12月にはイカ釣り船の漁火、霧が出る夏は隙間から幻想的な夜景が出現することもあるそうです。

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・・・と、夜景の説明などを長々記しているのは、ご覧のように真面に撮れた画像がない為。別にフザケテイル訳ではないのだ。

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これなんかまだ良いくらい、・・・と言うのも、花火の見える海に沿って隙間なく座り込む、また立ったままで眺める、半端ない人の多さ。
チビな私など人混みに紛れてしまったら、もうどうにもならない。
花火を間近で眺めるシチェーションはラッキーながら・・・待ちに待ってから、始まって20枚くらい撮ったでしょうか。
しかし全く駄目でした、これではこれ以上チャレンジしても仕方がない。カメラをもつ腕も疲れてしまい・・・それで動いてしまうのが最大の原因であろう。心が折れてしまったのありました[あせあせ(飛び散る汗)]

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そんな私などお構いなく、皆さんスゴク逞しい!花火見物に繰り出した皆さんのなんとも気合の入った事!
花火の打ちあがる「ドーン」の度、「おお~~!」とあがる歓声!!
観客の熱意にも完全に負けて、ここは乾杯ならぬ完敗でござる[バッド(下向き矢印)] まだまだ続く花火ながら、観るには観たし・・・これにてホテルに戻りまする。

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帰る途中も、道路の脇に自宅から持ち出したテーブル、いすを並べて、家族揃って花火見物&パーチィ[るんるん] 手にはビール、並べたおつまみ類で楽しそうです。
旅先ながら、そうした気分の一端が味わえただけで良しとしましょう。

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以上。写真が趣味の方達には、呆れられてしまうのは・・・十分承知している花火写真の羅列でした。

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翌日の「ワッショイはこだて」パレードについては、また、、、、。・・・って、実は観ていない。。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑨「ホテルWBFグランデ函館」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

函館のホテル選びには苦労しました。
平日と言うのに、主だったホテルはなぜかどこも満室。または宿泊料金にしてもどうしてこんなに?[たらーっ(汗)]と感じるほど高いのです。
いくつか当たっていくうち、函館最大のお祭り「函館港まつり」当日である事に気づきました。それでなのですね。
函館ベイサイド、赤レンガ倉庫群近くに佇む眺望の良さそうな「ラビスタ函館ベイ」「ウイニングホテル」・・・と電話で問い合わせるも、「花火の見えるお部屋に空きはないです」ですって。
そう、函館近郊で温泉好きなら「湯の川温泉」も普段なら候補地ながら・・・、湯の川には大昔、泊まったなぁ。

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でもこの日は花火がメイン。だったら元町近くで、函館山ロープウェイ・ベイエリアは徒歩圏内と立地も良い「ホテルWBFグランデ函館(旧函館グランドホテル)」で予約を。
14時のチェックイン時刻ピッタリに入館。
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フロント横のロビー前には、ウェルカムドリンクのコーヒーサービス、デザート&子供向けにかき氷など置かれたディスクあり。

そしてお部屋へ。
11階の1112号室、レストラン下のハイフロアーでした。
最もリーズナブルなスタンダードダブルルームゆえ・・・部屋のほとんどを占めるのはベッド、ベッドが部屋かって感じてしまう・・・コンパクトさなれど、一晩寝るだけなので問題なし。
ユニットのバスルームにおトイレ、アメニティも普通の品揃え、綿の上下別れた部屋着だけは良かったように思います。
持ち帰りOKのタオルはこちらのホテルをはじめとして…道内で泊まった宿はどこも貸しタオル、ホテルは当然ながら、あとも安宿ばかりであったのだから仕方がない。
持ち帰ると溜まる一方のタオルだけど、旅行中にも使うので予備のタオルは欲しかったかな。

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花火は見えないけれど、高層階だけにベッドからもオーシャンビューと眺めは良い。朝起きて、目の前が海って良いですね。何分にも海なし県の住人なので・・・。

宿泊プランは「~VOD+北海道クラシックビール+焼きホタテ珍味~◆函館出張・ビジネス」と言うもの。喉が渇いてラフラしそうなくらいだから、サッポロクラッシックを早速呑む。
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今回で函館訪問は3度目♪♪♪ 函館にカンパーイ[ビール]
そして部屋でひと休みしたら、←ひと休みどころか「~VOD」で、ベッドに寝転び映画を一本観てしまった。
せっかくの函館なのに観光もせず、勿体ない時間の過ごし方でした[あせあせ(飛び散る汗)]

大いに休んでようやく夕飯を食べに出るが、ご覧のようにまだ明るい外。緯度が高いせいでしょうか?
随分早目の夜ご飯タイムでした。
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特に考えもなく、ホテルの真向いにある「the very very BEAST(ザベリーベリービースト)」さんへ。
木を基調にしたアメリカンスタイルの広々とした店内、時間が時間だけにお客さんの姿もまばらです。
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前菜には、生ハム&スライスタマネギ。
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自家製のデミグラスソースを使ったビーストオムライス、ラザニア風にアレンジしたスパゲティドリアを選らんで・・・
久しぶりなオムライスには新鮮な気分。
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どちらもボリュームあり、それぞれにミニサラダ(キャベツばっかりだけど)、カップスープも付いてお腹いっぱいになりました。

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お店を出て赤レンガ倉庫方向へ。せっかくだからここ函館で、この夏の花火[ぴかぴか(新しい)] しっかり見ておくのだ!
途中に見かけた、街中を縦横に走る函館市電。この時乗ってはいないのだけれど、上は3003号車「五勝手屋羊羹号」。
※「五勝手屋本舗」は道内江差町に本社を置く、羊羹・和菓子を製造販売する会社です。赤い丸筒に入って、土産物店に並ぶのが「五勝手屋羊羹」なのです。

夕暮れ時とあって、そぞろ歩く観光客。それに気合の入った地元函館市民の皆さん。
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しかし花火大会の開始時刻まで、まだまだなのを知らないでいた私、ここでもプランニング、リサーチ不足が災いしていたのであった[バッド(下向き矢印)]

続きます。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑧大間から「津軽海峡フェリー」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月1日(水)
9時前後「さつき荘」をチェックアウトし、そのまま目的の大間港へ。津軽海峡に沿って20分くらい走っていくと、急に人家が増えてきて大間の町へ入った。
大間は本州最北端にあり、大間ブランドのマグロの町として知られています。それだけに前回の大間ではマグロに期待が大き過ぎて失敗をした、そんな苦い経験あり。
空腹ではない事もあり・・・マグロを食べる予定もなく、また特に行きたいところ、買いたいものもなかったのだ。
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それでもフェリー乗り場の下見をした後は、大間と言えば・・・の大間崎へは、一応行っておかねばなるまい。
また、あのマグロと漁師の腕のモニュメントのある岬へ。
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駐車場からの道中では「お姉さん、お食事は如何ですか~~」の怪しい声がけがやたらとあって、これから向かう函館と同じじゃないの。皆さん商売っ気アリアリで・・・ウンザリ。
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正面に海。右手に灯台のある弁天島があり、沖合を何隻か航行していた。肉眼では対岸の函館の山並みまでウッスラ見えたものでしたが・・・。
多少雲の多い空なれど、こうして海を眺めるのは気持ちが良い・・・これから向かう季節は重たい雲に覆われた空、鉛色の海が広がり、北の果てといった雰囲気も漂うであろう。

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そして、ポツンと一本立つ石碑には「こゝ本州最北端の地」と書かれていたのだが、さらに曇って暗かったり、日が落ちてから見たら怖い気もする。

モニュメントの隣に建つ大間崎レストハウスへ入って・・・大間=マグロの町と知ったキッカケのドラマ「私の青空」のロケ案内でも見て時間をつぶそうとした次第。
実はそれまで、マグロ漁の町がこんなところにある事を全く知らないでいたのでした。それって私だけでしょうか?

※結婚式当日に花婿に逃げられヒロインとその息子・太陽が、青森県大間町を舞台に故郷の人間関係の中生きていく。
主役は田畑智子、子役である太陽くんの後ろ姿がとにかく可愛くて♪、父親=伊東四朗の漁師役も良かったし、弟=山崎裕太の好演も光っていました。
給食のおばさん=あき竹城と、阿藤海との運命的な大人の恋(笑)にも、毎回笑わせてもらいました。
ドラマが放送されてから、もう20年近くも経つのですね。あの頃は今より熱心に見ていた気がします。連続テレビ小説初の続編「私の青空2002」まで放送されました。

まだ時間があったので外をブラブラ歩いてみるが、本当に他には何もなかった。これなら下風呂で海を見たり、共同浴場をのぞいたりしてユックリするのだった。しかし車のエンジンをかけたら、とにかく走ってしまう人=我が夫です[たらーっ(汗)]何時だってそれが出来ない[バッド(下向き矢印)]
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家々の庭先を彩る紫陽花がまだ咲いている様子に、北国の短い夏を思います。←旅人の勝手な感傷というヤツね。

大間フェリーターミナルからは、本州⇔北海道を90分あまりで結ぶ「海の道」最短ルートを、「津軽海峡フェリー」に乗船します。
普通車1台に定員まで何名乗っても11800円、2名の我が家にお得感はないものの、乗船の3ヶ月くらい前「海割ドライブ(WEB限定)」で予約をしました。
手続きを終え、11時半過ぎフェリーへ乗船。
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フェリーがやってきました。並んで待っていたいた車が一斉にエンジンをかけ、係員の指示に従って順番に乗船していきます。
下北住民にとっては生活航路として、また観光航路として利用されている「大函丸」です。
青森には三沢基地があるから、恐山でも意外に多く感じた、またここでもアメリカ人家族の姿を見かけました。

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私はひと足お先に船内まで、基本はスタンダードルームながら、船首にバリアフリー専用客席完備ゆえそちらへ。
乗船から貸切状態でおやつタイム、船内で購入したアイスクリームを食べ終える頃には道内着。
速力 約18ノットだそうですから、約33㎞/時。函館までの時間を楽しみました♪

栃木~岩手~青森から、ようやく北海道内へ。
津軽海峡を渡って、函館フェリーターミナルに到着。これからが本来の旅のスタート。辿り着くまでが長かったような・・・、まずは異国情緒あふれる函館の街を満喫しましょう。

これから始まる北海道旅行、まだしばらくの間はお付き合いくださいね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑦「つる屋さつき荘」食事 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

さて、夕食の時間です。
・・・と言っても@8500円は、9泊した中でも最安値の宿泊料。そんな美味しいものが頂けるはずがないと決めつけておりましたけれど、嬉しい誤算となりました。
さつき荘さんでは普段、朝食も夕食も別室を食事処としていただく形になりますが、私達が割り込む形で4組となってしまった為に我々は自室で。他のお部屋はわかりません。
時間になり待っていますと食事が運ばれてきます、周囲を気にせずゆっくりと。
お品書きがない代わり、女将さんがちゃんと説明して下さったのだけど……ほぼ忘れてしまっているかな?
下から階段で運ばれるだけにほぼ一気出しながら、お魚も温かく、時間にあわせて調理して下さっているのがわかりました。
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部屋にあったドリンクメニューです。 
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しかし夫は、お決まりの「生」で。私は「むつ」の地酒、半島最東端の「尻屋崎」にちなんだ「寒立馬(かんだちめ)」をいただきましょう。

おつまみ風?な前菜。
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小鉢のタコの粕漬けって珍しい、ずっと以前函館のイカの粕漬けは、頂いて食べた事があったのですが。その下はワタリガニの子供・平ガニ、女将さんが食べやすくしてくれました。そして大きな青ツブ貝。
モズク酢に、ホヤの酢の物も。かつら剥きしたキュウリと合わせてあるから、ホヤ特有の苦みやにおいは気にならずサッパリいただけました。もずく酢もたっぷりの量。

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マコガレイの煮付けは大きな切り身がボリューミィ!
どうですか!?テリテリに光った新鮮で分厚いブリちゃん♪ 普通にお刺身で食べられるとの事ながら、時期的に脂がのっていない為、こうしてしゃぶしゃぶで食べると言います。そのお鍋は後程。

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丼に並々と入った「どんこ汁」。
※ドンコ汁って知ってます? 太平洋側で多くあがる、深海魚ドンコ(エゾイソアイナメ)を使って作る、どちらかと言うと冬場の郷土料理。
生臭さは全くないとろとろの甘い汁、ほくほくした白身。濃厚なウニのような風味が印象に残りました。
〆はウニ・蛸・カレイと、白身魚は??・・・の握りずし6巻。

※ホタテは立ち寄りした道の駅よこはまで、一枚100円もしないくらいだったけれど…。
↑…は、下北でも潮の流れの速い津軽海峡に面した東通村「野牛(のうし)」で獲れる帆立とか。いわゆる「養殖もの」とは違い、海底にて自然の状態の「地まき養殖」で育つ。この時期のみの帆立だそう。

いずれも津軽の海の恵みながら、量が多くてここまで食べるのも大変。煮魚もどんこ汁も、こんな汚い食べ方では怒られちゃうと思いつつ食べました。
そのお蔭で「食べる時に火をつけて下さいと」と言われた、出汁を張った鍋、メインディッシュであるブリしゃぶが残ってしまった[バッド(下向き矢印)] 
こんなに見事な贅沢ブリ、「このままの状態で明日の朝、出してもらえませんか?」とお願いするも、宿のご主人「新鮮な状態で食べて欲しいので、それは・・・・」って。仕方なくひと皿だけ無理やりにしゃぶしゃぶ、ブリだけで結構な量に感じました。
空腹の時に食べたら、どんなにか美味しいでしょうに[あせあせ(飛び散る汗)]
地元ならではの新鮮な食材とシンプルな調理法と、まさかの素敵な夕食に二人して大満足。
ちなみに夜の食事を担当されてるのは隣りで居酒屋を営む弟さんとか。新鮮な海の幸をふんだんに使った料理たち、それでもお魚だけに胃もたれはなし。

熟睡した翌朝、起きたらまずはお風呂へ。
浴室の見事な変色ぶり、真っ黒に変色した蛇口・・・と、ママさんに伺ったら、「電気製品はもうすぐにダメになります」
「〇ロンギのヒーターもワンシーズンで使えなくなってしまって、問い合わせてみたら温泉のせいと言われちゃいました^^」ですって。
一日3組の宿泊客でこの料金、それでこれだけの設備を維持していく苦労って?!

朝ご飯は7時でお願いしましたが、朝は女将さんの担当とか。時間になったら、元気な足取りで運んで来てくれました。とにかく働き者のママなのです。
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朝食にも海の幸が、
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夜間出るイカ釣り船だけに、新鮮なイカ刺しが出るのはわかっていましたが…それでも「最近はガソリンが高くて、前みたいな手軽さはなくなってきました」と。
焼き海苔に塩辛。ゴマがまぶしてあるのは地元のお漬物。

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切り昆布の煮物も郷土料理だそうです。
「普通はこんなに沢山具を入れないのだけど、私は色々入れちゃうの、それにイカもね」。
目玉焼きにお醤油&おかかは初めて!手前は引き割り納豆、ふ海苔の入ったお味噌汁にご飯、お米も美味しいと夫。
夕食同様魚介が基本のオーソドックスな民宿料理って感じながら、どのおかずも美味しいよん[るんるん]

前泊した「Beaver」さんのフレンチと180度違った内容は、メリハリがあってよろしい。
さつき荘さんの食事はとっても美味しかったのだけど、先の浴室同様、私の文章や写真では上手く伝わらない。
朝ご飯を食べ終えた後、また布団に寝そべった夫「なんか、良い感じ」と、独り言を言っていたのが可笑しかった。

早い梅雨明け、それに続いた猛暑。一日中エアコンの効いた部屋で過ごし、飲むのは冷たいものばかり。夜間もず~っとクーラーを使いっぱなしであった今年の夏。しかしここではそんな日々が遠く感じられてなりませんでした。

そのまま、ウトウトと気持ち良い時間を過ごし、、、でもフェリーの時刻は決まっているから、何時までそうはしていられません。
チェックアウト後に、オーナーご夫婦と記念の一枚。
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この一枚はプリントしたら送らなくちゃ♪ 元カメラマンだったご主人にはこの後、夫婦二人の写真も撮って頂きました。

我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
@8500円なりのお値段から、お風呂さえ良ければと泊まってみたけれど・・・。家族で営む小さな宿の心づくしの料理は心に残りました。
特にオーシャンビューでもないし、部屋におトイレ、洗面所が付いていたら更に良かったと思うけれど、この金額では仕方がありませんね。
予約の電話でも良い感じがしたものの・・・明るくて親しみやすい、ママさんの笑顔は最高です。
たったの一晩、つかの間の下風呂ながら、青森県の下北半島を堪能した思い!・・・ちなみのお二人とも東京にいらしたのか、津軽弁ではありません。
9泊した中で最も再訪したい気持ちは強いけれど、なにしろ遠い。それに青森だけに冬季の訪問はまず無理かと。もうチョッと近かったらね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑥下風呂温泉「つる屋さつき荘」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

海沿いに北上する事約一時間、久しぶりの下北半島。この前下風呂は通過したのみ、しかしここが温泉大国であったのは・・・実際に泊まってみて痛感した。
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今回の旅で下風呂温泉郷を訪問する事がようやく可能に。下風呂温泉とはどんなところか、想像をふくらませて・・・選んだのは、「つる屋さつき荘」さん。温泉マニアさんの間ではよく知られた宿のひとつです。
評判高い源泉掛け流しの温泉に、夕食は部屋食、値段も手頃(実は最安値の@8500円なり)は・・・まさに私共好みの宿で、3カ月前の予約となりました。

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そして、到着したこちら。温泉街のほぼ中央に建つ小さめのお宿よ(*^。^*)
まずは地味な外観、夜は居酒屋になる入口と隣り合っています。だから知らないと通り過ぎてしまうかも。
「駐車場の場所を聞いてくる」と中へ入った夫なのに、中々戻って来ません。
どうかしたのかなぁ~?と思っていたら、「予約がないんだって」と。
え!?なんと、ここまで来てまさかの事態です。女将さんが出てきて、「8月31日で予約を受けているんですけど・・・」って。
そんな、そんな、そんな~~!?
ただ夫曰く「7月と、8月にまたがっているから、7月と言ったつもりでも8月になっている可能性が大きい」だって。「だけど私は日にちに加えて曜日だって必ず言っているはず、それに8月31日では夏休みが終わっちゃうし~~」。
そこで女将「本日はあいにくの満室ながら、お部屋はこれから用意をしたら大丈夫ですから。食事も何とかします。メニュー内容が少し変わっても大丈夫でしょうか?」「おお~~、それは助かります!ご飯など居酒屋メニューで、かえってその方がありがたいくらいです♪♪♪」

「とにかく中に入ってください」と言われ…一歩中へ入って、置かれた物の多さにまず驚いた!怪しさMAXの異空間!?
それでも女将さんが優しくて、何かと気遣って頂いたから、不安な心が癒されました。電話で話していた時(こちらの宿の予約は電話連絡のみ)感じた通りの感じの良さ[グッド(上向き矢印)]
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二階はスッキリと片づけられて綺麗です。自室の手前側から、男女別の綺麗にリニューアルされたおトイレ、洗面コーナーと続いて、どこもお掃除も行き届いていました。

色々とものが多い、そしてなかなか渋いムードのする、6畳がふた間続く広いお部屋です。
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何時でも横になれるよう、すでに敷かれていたお布団がが素敵。
この枕、枕カバーにしても私の子供の頃でさえ見かけなかった年代物。全体的に漂う・・・昭和初期の香りが郷愁を誘って懐かしい~~[かわいい]
何度も水を潜らせた、柔らかい肌触りの肌がけも優しいわぁ[るんるん]
海沿いに建っている訳ではないので、部屋からは特に絶景が望めるとか期待出来なくて、お風呂に入ったら、お昼寝でもしようと話していたのでしたが。。

入浴後、窓から見えたこれが浴室棟であるのを理解しました。
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お茶セット、冷水の準備もあったのだけど・・・女将が甘酒を運んできてくださった。ウェルカムドリンクが温かな甘酒というのも初めて。
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とにかくお風呂!・・・と浴室へ直行。ひとつしかない浴室は部屋毎に交替で貸切利用します。入湯中は入口のところにスリッパを、また札を掲げておくのがお決まり。
廊下の突き当たりに外に出るドアがあって、建物から一旦出て歩いて行くと、匂ってきました。
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扉の隙間から見える浴室に、期待が高まります。

そして。
おお……まるで異次元の素晴らしい光景[ぴかぴか(新しい)]
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木造の長方形浴槽には完全に白濁した湯が並々と満たされています。かなり熱めの硫黄泉は、下風呂温泉街の中でも希少な「海辺地2号泉」と呼ばれる湯が引かれているのです。
女将さんが親切に電話でも「源泉の成分が強すぎて、何もかもすぐにダメになってしまう為、手すりも付けられないのですが入れますか?とか、とにかく一度二階に上がってしまってさえしたら、どうにかなりますから大丈夫ですよ」・・・など、あれやこれやお話してくれたものの。。

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鼻にツンとくるタマゴ刺激臭。ヌルッとくる浴感。あーー、温泉に浸かっているなあ、と言う満足感[グッド(上向き矢印)]
広い浴槽を独り占めできるのは嬉しいけれど、広すぎて適温に加水するのが大変!
湯口は浴槽の端に、見ると透明に光る湯、そこに細かな湯の花が舞っていて、周囲にグレーの湯の花の固まりが付着している様子、湯量も豊富です、だから熱いのだけれど、それも趣の内と思えてしまう。。
浴槽から、周囲。チラッと見える外の緑を眺めながら、湯浴みを楽しみました。
私の撮った拙い画像からでは、実際の雰囲気を伝えられるか自信など全くないのだけれど・・・。
浴室内に金具や建具がないもの、全ては強すぎる温泉成分の為。下から上へつっかえ棒で開く木の扉など、まるで時代劇みたいでしょう。

宿のママさは好感の持てる方で食事の時、それ以外も楽しい滞在でした。
チョコチョコとやって来ては、この辺りの事や、宿の話。ご自分の家族の話に、また以前医療関係の仕事をしていた事から私の身体の事まで。
明るく楽しいママさんのお蔭で、お昼寝をするどころか、全く退屈もせずに過ごせたのでした(笑)

湯治場のような板張りの浴室、中央に四角い浴槽。硫黄成分のせいか壁の上の方や天井が剥げかけたペンキのように白く染まっているなどスゴイ!の一言に尽きます。
遥々本州の最北までまでやってきた甲斐があったと思える、迫力ある浴室!!

下風呂には「大湯」と「新湯」のふたつの共同浴場があり、それぞれ地元の人たちに愛され続けていると言うのに、新たに露天風呂のある施設の建設予定があるとか。
「そんなバカな。ここに露天風呂やサウナ風呂を求めて来る人などいないはず。今のままが良い、これが一番なのにどうして?そんなものを新たに作る必要などない!?」と三人で憤慨したのだ[どんっ(衝撃)]

接客良し、食事良し、温泉良し(熱いけどね)の良いお宿。
辺境の地であり、HPは勿論、旅行サイトにも載っていない。予約は電話のみに関わらず、平日でも満室とは、やはりわかる人はわかっているのね[グッド(上向き矢印)]
次回は期待がなかった割りに美味しくて、たっぷり過ぎた食事の紹介となります。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑤下北半島を縦断する [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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本州最北端となる下北半島を旅した最初・・・終点駅「大湊」まではJR大湊線で。その次「リゾートあすなろ」の乗車旅は快適でした。
小さな大湊には一軒もなくて、手前の「下北」でレンタカーを借りて、半島を周遊した経験もあったものの・・・。

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それ以外には、マイカーで行ったのは「三沢」まで。「まさかり」型のつけ根、県内でも冬季は有数の豪雪地帯となる野辺地では「防雪林」が続いていた。
野辺地を過ぎたら、目の前にパッと海が開ける。それが本州と北海道を隔てる陸奥湾であるのは、わかっているのだ。
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「はまなすベイライン大湊線」をどこまでも走っていくと大湊。日本三大霊場のひとつとして知られる「恐山」へも続くのでした。
霊場でありながら・・・最も印象深かったのは・・・「恐山菩提寺」の温泉、 入浴料無料の・・・ 硫黄の匂いの強い、いかにも温泉と言った4棟の湯小屋。
https://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2013-07-22

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なんて素晴らしい景色。これは真夏であるゆえ、観光として訪れているからそう見えるのであろう。

半島の付け根から北部に位置する、どこまでも続く菜の花畑で知られる横浜町。横浜は横浜でも政令指定都市・横浜市とは対照的な・・・人口5400人ほどの小さな町、小ぢんまりとした「陸奥横浜駅」の駅舎もイメージの通りの可愛らしさです。
東京ドーム約30個分にも及ぶ日本有数の広さの菜の花畑・・・見事な菜の花畑の続く光景はJRのポスターにもなったくらいでした。
道の駅よこはまは、ネーミングからして「菜の花プラザ」。
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横浜町の地場産品を取り揃えた物産館内に並ぶのは、「菜の花はちみつ」とその関連グッズたち。カラーは菜の花を思わせる黄色♪♪♪
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こちらは呑みたいと思わなかった「恐山ビール」。このシュールなコラボって?果たして美味しいのか?
町の花 菜の花を使ったソフトクリームは惹かれるものもあったけれど。。
              
大湊の手前から内陸へ。
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本州の果てに住む馬「寒立馬」と白い「尻屋崎灯台」のある海岸風景を望む場所、東通村は国内でも有数の風力発電装置が稼働している土地でありました。
青森県内には約200基の風力発電施設があるとのこと。

道が津軽海峡にまで達すると、温泉地「下風呂」。その歴史は意外に古く、室町時代から刀傷や槍傷に効く温泉として旧南部藩や北海道、秋田からも湯治に訪れていたと言う。

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夏はイカ漁が盛りの季節であった。
夜の海には漁火が並び、旅情にひたれるだけでなく、陸揚げされたイカが宿の朝食でお刺身にして出されるのは…お約束です。勿論、食べて参りましたとも[るんるん]

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下風呂温泉郷の名物となっているのも「元祖 烏賊様レース」。
沖で捕れたスルメイカを、1周20mのコース内で速さを競わせる・・・と言うもので、7月下旬~8月中旬は無休。誰でも活イカを500円で購入、予約をしたら参加可能。
「イカサマ」なしで、イカ達に速さを競わせるのは楽しそうながら、到着時刻がよめなかったものだから予約はせず。この日は早めに終わってしまったのか?人の姿さえ一切見えません。
この日泊まるのは、民宿と言うか、居酒屋と言うか…情報も少なくて、冒険的な意味あいで泊まってみたものの、結果的には大正解[グッド(上向き矢印)] 楽しい一泊となったのでした。
続きは、次回に。

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避暑を求めて北海道旅行・・・④「十和田市現代美術館」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

7月31日(火)
この日八幡平から向かうのは、青森県の下北半島です。
青森でも最北の地を目指す訳ながら、一か所くらいは観光もしたい。そこで選んだのが、「十和田市現代美術館」でした。
青森県十和田市にある著名な美術館ながら、これまで機会がなく訪れたのも初めて。

※十和田市現代美術館は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる現代美術館。

まず目についたのは・・・ 美術館の周りに並ぶ楽しいオブジェの数々。道路を挟んで向かい側にもカラフルな草間彌生の展示あり、フラワー・ホース、アッタ(巨大アリ)など野外展示もあり。入館前からいくつかの作品には触れあえるのです。

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「愛はとこしえ十和田でうたう」 草間彌生
アート広場の一角に広がった色鮮やかな水玉世界は、カボチャ、少女、キノコ、犬たちの8つの彫刻群。
しかし青森とは言えこの日はとにかく暑くて、駐車場からここまで歩くだけで汗が流れました。道路を渡って行くだけの気力など到底ありません。

美術館と言っても子供も親しめそうな雰囲気、身近にアートに触れる機会がもてるのは幸せな事。
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建物は中外共にシンプル過ぎる白い四角形の箱型、平日でも意外に多い来館者数。女性に子供連れの家族の姿が多く感じました。

入館してすぐに展示されていた彫刻作品「スタンディング・ウーマン」・・・これまでも写真では見ていたものの、大胆にして迫力のサイズ、しかしよく見れば表情はあまりにもリアルで、繊細な人体の作り・・・にも圧倒されます。
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「スタンディング・ウーマン」 ロン・ミュエク

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「オン・クラウズ(エア-ポート-シティ)」 トマス・サラセーノ

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「光の橋』 アナ・ラウラ・アラエズ

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「闇というもの」 マリール・ノイデッカー
林立する木々の間から光が差し込む、幻想的な風景・・・は、実際に森で樹木をかたどって制作した。巨大なジオラマは、本当に森に迷い込んだのかと錯覚するリアルさがあり、壮大な自然を目の当たりにした際に人が抱く畏怖の念を喚起してくれます。

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「夜露死苦ガール2012」 奈良美智
美術館の壁面に描かれているのは、弘前市出身のアーティスト奈良美智の作品。白いカンバスに見立てた壁にシンプルなブラックのラインで勢いよく描かれていました。
青森市の県立美術館にある「あおもり犬」も有名ですね。

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「ゴースト」 インゲス・イデー
以上2点は3階から眺めたものだったと思います。作品数はそう多くはありません。他にも「ファット・ハウス/ファット・カー」エルヴィン・ヴルムのユーモラスな作品の展示等。。土産コーナー併設のカフェもオシャレなスペースでした。
展示内容については理解したとは言えないものの、パワーをチャージしたところで今宵の宿のある下北半島へ向けて出発!
美術ファンには外せない場所であり、世代を問わず楽しめる「現代美術館」でした。

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避暑を求めて北海道旅行・・・③八幡平「全5室の小さな宿 Beaver」食事編 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

7月30日(月)
夕食は午後7時より、時間に合わせて私達もしずしずと参りましょう。
Diningへ入ると、テーブルに案内されます。・・・と言ってもこの日は二組だけ。
プランニングの時、大間までの一泊であればこちらしかないと予約した私。しかし一組と貸切なのは良いようようでいて、この予約さえなければオーナーファミリーもお休みだったはず・・・って思うと、申し訳なくて。。その後に、もう一室埋まった時にはホッ!
ママさん何時も通りの・・・キレの良い動きで、前菜を各テーブルに配膳中。
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テーブル中央に置かれたプレートのマシュマロみたいの、気になりますよね[目] ボトルの水を注いだら…あら、不思議!ナプキンに変身です。それも今回はハーヴの香り付きとか♪
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[ぴかぴか(新しい)]本日のディナーメニュー 「旬彩フレンチ・八幡平杜仲豚ベーシックプラン」
◆前菜 (上から時計回りに)・八幡平産ズッキーニのフラン ・穴子のフリット ・八幡平杜仲豚のパテ・デ・カンパーニュ ・(ピンクの最中の皮の中は)三陸産鯖のリエット ・八幡平マッシュルームと安比舞茸のオイル煮  
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毎回ながらどれも凝っていて・・・彩りも良く美味しそうな前菜から、あとの料理への期待も高まります[るんるん] アルコールが飲みたい気持ちになる品々。早くお酒をください!
迷った末に「紫波自園自醸ワイン メルロー」を。夫は、盛岡市内の醸造所「ベアレン」で造られる「ベアレン・クラッシック」のオーダーです。
パテやリエットは勿論、とっても滑らかで、彩りも綺麗なフランが夏を演出しています♪
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ドリンクメニューの一部です。

◆スープ 八幡平産とうもろこしの冷製ポタージュ
◆プチカンパーニュ & じゃがいもパン と、パンは2種類
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Beaverさんのパンは何時だって美味しい。ただ美味しいだけでなく、料理を引き立てる感じがするのです。

◆お魚 三陸産GV真鯛と帆立のポワレ 酒粕とシードルのソース
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身の厚さがフワッ、旨みのある真鯛と帆立は、繊細なソースで味わいもアップ!
先にこちらで美味しいのを食べてしまっていたからでしょう。大雪山のホテルで食べた同じメニューは違う味で美味しくなかった??
ベアレンの黒ビール、「シュバルツ」を追加。
◆お肉 八幡平杜仲豚肩ロースの低温ロースト 黒にんにくソース 
白いのはにんにくパウダーだったと思う、玉ねぎ、ポテト、しし唐が添えられて。
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※八幡平杜仲茶豚とは…
 杜仲茶葉を飼料に育成された、臭みがなく柔らかい肉質のブランド地豚だそうです。
豚肉でもここのは美味しいから大丈夫、火の通り加減も絶妙です。

お肉を食べるにはアルコールが足りないと・・・「ベアレン・イングリッシュサイダー」を追加。
※イングリッシュ・サイダーと、リンゴの果実酒シードルとの違いは?
リンゴのお酒なのに、シードルとサイダーとは何が違うのか?
本場・英国のパブで飲まれているエール。そうしたパブでエールビールと共に、文化を作り上げてきたのがサイダーだそう。
歴史のあるパブ文化を支えてきたサイダーはやはりお酒、シードルとは違うと言います。

シェフ渾身のフレンチは・・・旬の味を吟味し、地元の素材を拘りの調理法でアレンジの内容でした。
特に肉料理の低温調理や、ガストロバック(減圧調理器)を使用したメニュー。スープに添えられた雪泡にしても凝りに凝ったもの。彼は料理やスイーツに雪泡を添えるのが、お好みよ・・・ヽ(^∀^*)ノ

◆スィーツ チーズケーキと季節のGV果実 八幡平市・藤枝夢ジェラート キウイ
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ガストロバック調理で、透きとおって甘味の増したスイカと桃。隠れてしまっているチーズケーキ、キウイジェラートもサッパリとしているから、満腹ながら完食。
◆コーヒー・エスプレッソ・紅茶・ハーブティー・・・より
エスプレッソを選びました。夫はカモミールティで、ゆったり安眠するつもり?
最後まで手抜きなしの、期待を裏切らない美味しさ。ごちそうさまでした[グッド(上向き矢印)] あとは寝るだけね。

JAZZのBGMが流れる中、この料理を味わいたくて、、、こうした贅沢な時間が忘れられなくて、、、また来てしまう[るんるん]

しかし夕食を完食してしまったから、翌朝は入らない。
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7月31日(火)  朝食前のダイニングの様子です。

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焼きたてパンをはじめ、濃厚な田野畑牛乳に、特製ブルーベリースムージー、
地場卵のふわふわオムレツ、八幡平杜仲茶豚のホワイトソーセージ。お野菜のココットは二種。
地元食材を使った美味しいメニューは、このまま夜の食事にしてもいい。
それなのに食べられないのって勿体ない[あせあせ(飛び散る汗)]
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後から運ばれるベーコンと根菜の熱々スープ。前夜と同じくGV調理されたリーフサラダがキラキラです。そこにドレッシング。食後のコーヒー、紅茶はセルフで。
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朝のパンも焼き立てなのは勿論、バターロール・ミニクロ・セサミだったな?・・・はとても食べられず、ママに包んでもらいお昼に頂きました。

ここでまた、我が採点を再開。
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆
・・・と、ほぼ最高点となった次第。つかず離れずの絶妙な接客も、毎回わかっているなぁと思わされるもの。
再訪したい度も同じく最高ながら・・・サスガに6度目となると新鮮味が!?次回は少し期間を置いてからとします。
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避暑を求めて北海道旅行・・・②岩手・八幡平「全5室の小さな宿 Beaver」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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先月で連続6回、毎年泊まりに行っているこちらの宿。ペンションと銘うつものの、提供される食事の美味しさは格別[グッド(上向き矢印)] 私達が6度もリピートをしているのはここだけなのです。

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建物の外観こそ古さが感じられるが、昨年12月の館内リニューアルにつき、どう変わったのか?期待も増すと言うものです。
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お決まりの・・・大女将の出迎えを受けてチェックイン。
(旧101号室)は一階にある唯一の部屋で、元々広さあり居心地の良さから人気、専用トイレ洗面付きの離れ感覚が味わえる和洋室でした。
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ドアを開けると中庭の臨める廊下です、その先には新設となった洗面とおトイレ。
洗面台、トイレ共に最新式のものに変わっていました。
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8帖のリビング+8畳フローリングベッドスペースと、間取りは同じながら・・・座卓テーブルがより落ち着いたローソファ&テーブルに、寝室にはマッサージチェアも設置。
クローゼットの中に浴衣と羽織。籠バックにバスタオルとタオル、歯ブラシの用意あり。
テーブル上の茶器セット、コーヒー&ティーパック、小型冷蔵庫にはミネラルウォーターとウェルカムプリンが入って、プリンは言うまでもなく美味しい!
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FreeWi-Fiの利用は可能、9泊した中でWi-Fi利用不可であったのは、増毛の宿一軒だけでした。

安らぐ大人だけでの時間を過ごす、、、、私達にとっては初ペンションであり、ペンションの良さを気づかせてくれたのがこの「Beaver」さんでした。
ただし夕食タイムが2時間と長くなってしまうせいもあり、12歳未満の子供は宿泊不可。そのせいもあってか、夏休み中に関わらずこの日の宿泊は我々を含めてふた組だけ。

天然温泉である硫黄泉、掛け流しのお風呂が24時間自由に貸切利用出来るのも魅力なのです。
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貸切風呂へ向かう廊下もムーディに演出されています。

到着後すぐに浸かったのは、露天風呂付きの「マグマの湯」。
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ここの脱衣所は広さの関係もあってか簡素、ドライヤー、基礎化粧品に、カミソリと言った必要最低限なものだけ置かれていました。
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御影石の内湯も、浴槽周りの雰囲気がウッディに変わって、よりナチュラルな感じ。
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周囲の緑がお湯の表面に写って美しい露天。お湯は以前はもっと白かった印象があるのだけれど。。
紫陽花が咲く緑に囲まれて息を吸うと、身体の中までリセットされる感覚♪
蝉しぐれに時おり聞こえてくるウグイスの鳴き声と、全てが短期間にやってくる北国の夏を感じさせてくれた露天風呂でした。
前は松川温泉からの引湯だったけど、変わったのかしら?
東八幡平温泉の源泉温度は68度もあるとのこと、この後も硫黄泉のお風呂に何度か浸かったのだけれど、こうした宿では硫黄の成分により水道、浴室内は勿論、部屋の家電にしてもすぐにダメになってしまうと聞く。
源泉パイプの詰まりや浴室内の手入れ、目に見えないところにかかる費用や手間。温泉宿を維持管理していく苦労は並大抵なものではないと、泊まる度に思わされます。

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翌朝の・・・個人的には、こちらの浴室も嫌いじゃない。
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「hiva湯」の洗面所にはドライヤー・コットン・綿棒・コットンフェイスマス ク・クリーム肌水の用意が。

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二人では勿体ないくらいな・・・広めの朝風呂にゆっくりと入った、気持ちの良い時間でした。

次回は毎回目で、舌で楽しませてくれるお料理たち。ロクなお昼を食べていないからお腹が空きました、
Diningへと参りましょう。
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避暑を求めて北海道旅行・・・①岩手・八幡平を目指して [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

この夏の暑さはひとしおである。
まだ7月、夏休みに入るか入らないかと言う時期に関わらず・・・猛暑日が続いたと思えば、今度は台風まで次々と。
そこで今年も「涼」を求めて北の大地まで。
しかし飛行機ではなく、東北各県を通過した後は青森の大間港からフェリーで渡ると言うもの。
プランニングは何時も通り私でございましたが、勿論楽しい旅に。まぁまぁの出来ではなかったかしらん^^
帰路も小樽から新潟への日本海を南下するフェリーながら、台風の影響もなく、また10日間ずっと快晴続きと天候にも恵まれました。
自家用車だから荷物は沢山積めます。大きなクーラーボックスへは次々と食べ物を入れたり、持参したドリンク類、保冷剤も重宝して大活躍。

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7月30日(月)
自宅を出発したのは、ゆっくりタイムの8時。高速の東北道で走る事5時間あまり、宿のチェックイン時刻に合わせて、早過ぎてもと思い手前の「紫波インター」で下りる。

途中に食べたのはマックのコーヒー&マフィン、そして岩手の誇るブランド牛肉「前沢牛」ではなくて、前沢牛入りコロッケと…寂しい限りながら、全てはこの日の夕ご飯を美味しく頂くためなのであ~る。なんちゃって!ホントは違うのよ。
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おトイレを借りた西〇〇さんでは、こっちゃんの甚平の購入もしてしまいました。

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岩手県盛岡市内から、岩手山を眺めつつ北西へ。秋田、青森、岩手の3県にまたがる・・・アスピーテラインと樹海ラインをめぐる一帯は八幡平と呼ばれる。また湯量豊富で、湯治湯としての歴史もある八幡平。
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それでもまだ余裕であったから、八幡平温泉郷でも名湯として知られる松川温泉、峡雲荘が並ぶその奥。「松川地熱発電所」の見学をする事とした。

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昭和41年に日本で最初に運転を開始、世界でも4番目となる地熱発電所。山中にそびえ立つ・・・高さ46m、巨大ドーム型の「冷却塔」と、たち昇る蒸気に圧倒されました。

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資料の展示及び見学施設の松川地熱館があり、地熱館はPR施設となっており、内部に展示された映像・パネルにより、地熱発電のしくみが理解できるようになっています。
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八幡平のもつ地熱のエネルギーの凄さ!
地下から噴き上げる蒸気でタービンを動かして発電する、ドライスチーム方式で作りだされる100%クリーンエネルギーの様子。八幡平へはこれまで何度も足を運んでいたのに、見たのは初めてでした。

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さて16時も過ぎた事ですし、何時もの例のお宿へと参りましょうか。
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すしの田丸家 [食]

退院後の再診の日でした。
9時に家を出て、会計まで済んで時計を見たら12時・・・は、仕方のない範囲でしょうか。それにしても、なんと病人さんの多い事。
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無事終えてのランチは、すぐ近くの「すしの田丸家」さんで。
ラーメン店「幸楽苑」と隣接する形で建つ同店。この前を月に数回は通っていたと言うのに、これまで全く気付きませんでした。

12時過ぎであったから満席かと思いきや、意外に空いていた。埋まっていた席は2~3割、意外と穴場的な存在なのかもしれません。
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外観からは想像できないカフェのような店内は…一人でも気兼ねのないカウンター席から、家族、グループで食べられるコーナー風の個室まで様々。
カウンター奥には、日本酒、焼酎、ワインに果実酒。多彩なアルコールの取り揃えも伺えます。

ランチメニューから。
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1000円(税別)からあるランチメニューより、沢山は食べられないからこれと、一番安い「凪」で。・・・と何時もの節約精神が顔を出してしまった私。だってこの直前に、入院費用の支払をしたばかりで懐がサビシイの~~。

案内されたテーブルに着くと、「温かいお茶と、冷たいお茶、どちらが良いですか」ですって。・・・選べるお茶なんちゃって。
初めに和風ドレッシングのかかったサラダ。もう一品は山形の「だし」ののった冷奴、サッパリで嬉しい[グッド(上向き矢印)] 冷奴は好きでも嫌いでもなかったけれど、最近美味しく感じるお年頃。
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※山形の「だし」とは、きゅうりやなすの夏野菜とみょうが、大葉、生姜などを刻んで、 そこへ細切り昆布を混ぜて、ねばりをもたせた・・・ご飯によし、豆腐によし・・・とする山形県の郷土料理。
地元山形は勿論、関東のスーパーでも普通に売られているものながら、使われている食材からも一目瞭然、何もない時にサッと作る、本来は手軽な家庭の味である。

そうする内にカウンターの内側で、まだ若いけれどオーナーさんなのかな。
寿司ネタが並ぶのは四角い木箱、そこから一品ずつ出しては丁寧に仕事をしていく。一切れ切っては、包丁を布巾でぬぐい、また次のネタへと。
他のグループ客も女性が多かった為か、私達とたぶん同じメニューのオーダーであった訳です。店側としてみれば利益も少ない訳ながら、そう感じさせない一生懸命な仕事ぶりに好感をもちました。

他に見ていたら・・・ガラス鉢にこんもりと盛り付けられたご飯、そこへ刻んだ海苔を綺麗に敷き、丁寧にネタを敷きつめていく。オーダーは見た目も華やかなウニ・イクラ丼でした。それには寿司ネタの小鉢も付いています。

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さて、かんぴょうの卵とじと共に、運ばれてきました。
新鮮そうに見えないと言われてしまうかもしれませんが、鮮度は悪くありません。ランチでしたらじゅうぶん、「しゃり」が小さいところも良い感じ。
ネタの美味しさ、職人の技の光る繊細さもあって、くるくる回るお寿司なんかよりずっと良く思いました。
すしネタ7巻に、巻物・・・のはずが、会計時に「今日は鰹が入ったので、巻物の代わりに鰹なんです」って。
漁港や産地で直接買い付けている為に、リーズナブルな価格での提供が可能であるとも言います。

食後にはデザート、選べるドリンクまで付いてきました。
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手作りらしきトマトシャーベット、手間かかってます。
アッサリと甘くて、食べてる最中、時々感じる果肉の食感が美味しい。
たっぷりのアイスティを飲んで、まさにお口直しと言う感じで食べ終えました。
初訪問ながら・・・懸命さの伝わる接客は申し分なく、リーズナブルな価格、美味さとどれも満足しました[るんるん] 良いところ見つけちゃった、また食べに行きますよ~~次回は、彩りも鮮やかな「ばらちらし」がいいな。
ばらちらしは「monmiyaグルメ大賞」受賞だそう、興味シンシンです。
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フルーツ&フルーツゼリーの詰め合わせ [食]

庭のブルーベリーが順調に色づき始めています。
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植栽してから10年チョッと、しかし植えた場所がまずかった。ガス給湯器から熱風が出てくる、まさにその真ん前なのですもの、計画性ゼロであるのは間違いなし。
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なのに文句も言わず、毎年チャンと実を付けてくれる可愛い子。いいね、手のかからないブルーベリーって!

和菓子屋さんで「季節のフルーツ大福」を買ってみました。
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ブルーベリー餡を包んだ、皮にもブルーベリーが練り込まれている模様ながら、そこに粒よりなブルーベリーの実をトッピング。
もう一個はパイナップルだったかと思いますが、これまでも練乳苺、きんかん、うめ・・・と食べた中で・・・意外にもレモンの酸っぱさがサッパリして一番美味しかった、レモン大福が気に入りました。

和の次は、洋。
千疋屋総本店のピュアフルーツゼリー詰め合わせです。
まず伊勢丹の包装紙、、千疋屋のゼリーという訳で・・・高級感漂っています。
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千疋屋だけに、白桃、ピオーネ、ラ・フランス、さくらんぼ、黄金桃、ふじりんご・・・とこだわりの果実を、宝石箱のようにちりばめたゼリーの・・・・見るからに涼しげなこと[ぴかぴか(新しい)]
清涼感のある透明ジェリー、そこに包まれたフルーツ・・・子供から大人まで年齢を問わず好きかと思われます。

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よーく冷やしたゼリーを食べ勧めると、ゼリーの中から大粒の光り輝くジェリー達が顔を出します。
ツルリン・・・とした喉越しの良さのあと、口当たりの良さがやってきました。
これぞ、夏!と思える瞬間ながら。。
少し欲張るなら・・・地方に住んでいるとタイミングが合わなくて食べられない、千疋屋のフルーツサンドイッチは憧れのひとつ。←人間が小さいだけに、願いも小さいね[あせあせ(飛び散る汗)]

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 [食]

今年の8月1日は、「土用の丑の日」。
鰻を食べる習慣が一般にも広まったのは・・・1700年代後半、江戸時代の蘭学者「平賀源内」の考案で・・・と言うのは著名なエピソードながら。。
鰻以外でも「う」のつく食べもの、「丑の日」の「う」ですね。
うどん・梅干し・馬肉(うま)・牛肉(うし)など・・・要はシッカリ食べて、夏バテをしないように・・・。蒸し暑い日本の夏に合わせた生活の知恵でしょうね。
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スーパーで調達したものながら、静岡産鰻です。勇気を持って買い求めました・・・どんだけビンボーなんだろう?
サイドメニューは、茄子・ミニトマト・オクラ・アボカドと・・・夏野菜のマリネでサッパリ。どれも適当なので、良い子の皆さんは真似しないでください。次回は長芋も入れてみようと思っております♪


それにしてこれだけ暑いと、かえって冬に訪れる・・・沖縄が恋しくなってくるのは、不思議なもの。
南国沖縄と言えば真夏の日差し、気温が高いイメージがある反面・・・生い茂る植物が影となり、照りつける陽光を遮ってくれる。海風の涼しさも実感させてくれたりと。それがあるから暮らしが成り立っていると教えてくれた。
など・・・碧い海で泳ぎたいのではない。沖縄の食べ物が恋しいだけって気がします・・・。
琉球泡盛の「残波」は息子が沖縄への出張時、地元の方々に琉球泡盛と言えば「残波」と勧められ、ハマったお酒だそうです。
事実、泡盛といえば「残波」というぐらい…定番である泡盛。
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スッと入る喉越しの良さから、呑んでいる間に気づいたらかなり酔っていた・・・辺りが問題と言えば問題のような。

沖縄物産展が開催中であったので購入した「オキハム」のコンビーフハッシュ。これひとつで本当に便利!
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・・・と言う事で、家にあるゴーヤと沖縄のお麩をチャンプルーし、そこにコンビーフハッシュも加えて炒めただけ。5分もかからずに一品デキタ!
コンビーフにポテトをブレンドしたコンビーフハッシュも・・・夏暑く、台風が多い、沖縄ならではの保存食のひとつでなのしょう。
ゴーヤチャンプルは勿論、野菜炒め、オムレツ、炒飯の具がない時だってこれさえあれば…。でも輸送費がかっているだけに地元で買うのと比べて、割高感は否めませんね。

まだ行った事はありませんが、「美ら海水族館」のある本部半島からフェリーで9キロあまり・・・洋上に浮かぶ伊江島。
伊江島はパッケージに描かれたユリと、黒砂糖=サトウキビ。ジーマーミの産地だそう。
「ジーマーミ」とは沖縄の言葉でピーナッツのこと。そんな「伊江島」産黒砂糖+ピーナッツのお菓子が美味しくない訳がない。大好きなので一度封を開けたら、もう手が止まりません。


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夏から秋まで咲き続ける・・・百日紅(サルスベリ)、スベスベで(猿も上れない)樹皮、鮮やかな花色をした・・・薄紙をシワシワにしたみたいな花弁。
旅に出なくても・・・夏の色はどにでも、日常の中にもあるものです。

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