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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・②野沢温泉「旅館 さかや」 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

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滝と、鯉の泳ぐ池を中心に造られた中庭を囲む形の建物。野沢温泉には沢山宿がありますが、全体的に良さそうな「さかや」さんに決めました。
玄関先で野沢温泉の名物、巨大な「鳩車」の出迎えもあります。

フロントには、岡本太郎氏デザイン作品が飾られていています。岡本氏は野沢温泉村の「名誉村民」だそう。
ロビーのソファで館内の説明を受けて、夕食等の時間も決めます。片隅に活けられていた手編みの籠の、野生味ある「半夏生」や「みずひき」、地味な山野草のさり気なさに心惹かれました。
フロアーには、郷土色あふれる品、大人向けの小物の並べられた売店とあります。

案内されたお部屋は、エレベーターからも近い304号室。
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ドアを開けると広い踏み込みがあり、左手に洗面、お風呂、おトイレが一か所にまとまって。天然保湿成分である「オレンジの滴」という意味をもつ「オーランジュ・ロゼ」シリーズのアメニティがありました。他にタオル干しはヒーター入りのカッコイイもので、ドイツを旅した際を思い出します。

右手側は水屋となっていて、「お高い宿、あるある」の「Nespresso」カプセルコーヒーマシーン。
ほうじ茶・紅茶・フレーバーティ・昆布茶・しいたけ茶。
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こんなの初めて見ました、陶器で出来た湯沸かしポット、オシャレ~~!でも重た~い!
グラス類の片付け、飲んでしまったカセットも、食事中の留守に補充されます。
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10畳和室奥に、ゆったりした広縁あり。角部屋なのもポイント高し!ふっかふかのお座布団。
小さめのテレビですが、旅先ではほぼ見ないから関係ない。
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お着き菓子はワッフルクッキー、冷蔵庫に用意されていた野沢温泉の美味しい冷水、これが飲み放題なんですよ(*^_^*)
クローゼット内に野沢温泉のシンボル=「鳩車」柄の浴衣、バスタオル、足袋ソックス、湯籠と入ってました。
では、タオルを持って、お風呂に浸かりましょうか[るんるん]
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創業して以来の歴史、パネル写真、宿のコレクション類が展示された廊下を通って行きますと、
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中庭に沿って歩く廊下なので明るいですし、ロビーの様子もうかがえます。
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湯上がりの待合所には、冷水の用意があります。しかし長野のホテル、旅館に泊まる度に・・・長野は、やはり「長野オリンピック」なのですね。東京や札幌とは比べようもない一地方都市である長野県内で、冬季オリンピックを開催、成功させた…誇りや自信は想像を超えるものがあった…との気がしてなりません。かつて長野市内の中心部のホテルに泊まった折りにも、オリンピック開催を機に中心部の整備がされたと感じられました。
かつては山間の貧しい土地であった「信濃の国」長野が、だからこそ「教育県」として、ここまでの発展を成し遂げた。

奥にあった「家族風呂じょんのび」に入りました。
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全体的に小ぢんまり、家族サイズながら、脱衣所・洗面台のアニメティ類、男女化粧品、ドライヤーと大浴場と全く同じ設備でした。
浴室はレトロな風情の落ち着いた造りながら、小さくとも天井からは屋根へと続く開口部があり、温泉の湯気?ガス?の抜ける…湯小屋造りの雰囲気は本物です。

誰もいなかったので、女湯も一枚[カメラ] 改めて言うまでもなく、大浴場のアメニティも同じものが並んでおります。
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真夏にこれだけ高温の熱い温泉は、苦手ですが・・・こちらは温度設定が低い浴槽もあるとか。大浴場だけに外には大き目露天もあり。
隣りは温泉街のシンボルとも言える共同浴場「大湯」です。大湯の源泉は「さかや」の敷地内にあるくらいですから、宿の温泉にパワーがあるのは当然[パンチ]
翌朝「大湯」に浸かってきた夫、「とんでもない熱湯風呂だった!」ですってo(^o^)o
しかし出た後は、意外にもサッパリと感じられるのでした。

野沢温泉へは以前に、母とも来たこともあったのだけれど、泊まると他にする事がないだけに本当にノンビリで良いですね[るんるん] お風呂へ行く時用の湯かごがあるのも便利でした。
野沢温泉の文句なしの良質な湯に、さかやさんに漂う空気&温泉と、ほっこりする接客サービスも素晴らしくて、心から癒される一夜となりました。

次は食事へ、続きますね。
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