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2月末福島はまだ冬・・・②郡山市「開成山大神宮」 [2021・2月福島県郡山市源田の湯]

宿へ向かう前、一か所だけ立ち寄りしたところがありました。
郡山市内で「みちのくのお伊勢様」と称される。明治9年に、安積開拓に関わる人々の心のよりどころとして、伊勢神宮の御分霊が奉還され創建された「開成山大神宮」です。

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平成3年に御分霊奉遷百十五年と皇紀二千六百五十年と平成の御大典を奉祝し、青森檜葉で造営された…「拝殿」。この奥には「本殿」。緑の杜に映える荘厳な御社殿であるのを感じます。
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ご祈祷のあとでしょうか。本殿から出ていらした神職の方々。
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昭和50年「御分霊奉遷百年」を奉祝し造営。音響効果に特殊な工法を取り入れた、開成山大神宮氏子青年会が創作した開成山太鼓の演奏などが行われる「神楽殿」。
中には当然ながら数張りの太鼓が並び、並び置かれた屏風絵は優美で、大層美しいものでした[ぴかぴか(新しい)]
神楽殿前の枝垂れソメイヨシノはまだ固い蕾ながら、開花時はまことに良い光景となるのは想像されました[グッド(上向き矢印)]

一番手前にあった授与所にて、御朱印を頂きます。
伊勢神宮の御分霊が奉遷され創建された神社だけに、ここでは皇室カレンダーの販売もありました。しかし年明けからふた月も過ぎた今、半額へと値が下がっていました[あせあせ(飛び散る汗)]

拝殿にあるのは…幕末幕末に活躍した皇族である、有栖川宮熾仁親王による書との事。
この翌日は猪苗代湖畔に建つ、有栖川宮威仁親王別邸「天鏡閣」へも立ち寄りをしてみました。

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山門の両脇で睨みをきかす立派な狛犬さんの姿。 手水舎の奥には開花した紅梅が見えます。

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彩るのは「如月」の梅。今やスッカリ、メジャーとなった「疫病退散」の妖怪「アマビエ」。


このような場で不敬とは思いつつ・・・有栖川宮で思い出すのは・・・。
すでに断絶していたはずの有栖川宮家の後継者を名乗る人物、妻役の女性により…平成15年に起きた有栖川宮事件です。
有栖川宮を名乗った結婚祝賀を舞台に、タレント等からご祝儀を集めた詐欺事件…で思い出される方もいらっしゃるのでは?
我々には理解しがたい不可解な事件内容、虚言癖から詐欺を働き続けてきた自称「宮様」と、上昇志向の強い女性の虚栄心とを満たすものであったのかもしれません。

一応観光らしき事もしたし、後は宿へと向かうだけ。郡山市内から西へ、山間に沸く一軒宿の温泉地へと向かいます。
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