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2023年〆の西九州旅・・・➉大島造船所見学 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

宿泊者限定で行われている、大島造船所の工場見学に参加をしてみました。無料ですが、受付は2日前の17時まで。数日前に電話しましたら「ドライバーの確保が出来るか確認致しますので、お待ちください」と。

他の参加者の迷惑になる状況は避ける、無理はしないとの思いで申し込みした訳でしたが…。
朝食後の9時前にフロントへ。ところが見学ツアーの申し込みをしたのは我々ふたりだけ。一日にひと組と決めているかは不明です。
玄関を一旦出て宿泊棟横のパーティールームにて、大島造船所の歴史、造船している船の特徴等の説明を受けました。

ここ大島もかつては長崎の他の島々同様炭鉱で栄えましたが、炭鉱の閉山に伴い新しい産業を誘致した結果、大島造船所が誕生したとのこと。
元々は「ダイゾー」と言う大阪に本社を置く、エアゾール事業と鉄構造物の造船会社。タグボートの建造から、造船技術を応用して船舶の検査、修理、メンテナンス、鉄構造物の製作と進める企業のもと。
ばら積み貨物船の建造に特化し、国内3位の規模をもつのが「大島造船所」です。
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ワゴン車に乗り込んで、造船所敷地内へ。
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近くからもランドマーク的な大型クレーンが数機、びえる様子は見えます。
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ここからは車窓見学のみ、撮影禁止でしたが、建造工程を知る事が出来ました。

まずは工場の敷地の広大さ、あまりの広さから工場内での移動用としてひとり一台の自転車が割り当てられて、それに乗っての職場作業へと向かうそう。
製造途中の、貨物船の大きさにも驚きます。
朝靄の中で浮かび上がってくる、逞しく働く工場作業員さんの姿の美しさ[ぴかぴか(新しい)] この場で美しいと言うのは違和感があるかもしれませんが、事実そのように見えたのだから仕方ありません。

バルクキャリア(ばら積み貨物船)を中心に、年間30隻以上建造する。大島造船所では、3万トン~10万トンまでのばら積み貨物船を建造しています。
ばら積み貨物船(バルクキャリア)とは、小麦や大豆などの穀物、鉄鉱石、石炭など、梱包されていない様々な貨物を運ぶ船です。世界で最も運行している貨物船と言われています。
ブロックごとに鉄板を加工し組み上げていき、最後に大型クレーンを使いドック内で組み立てるため、効率よく建造出来る。
工場内で最大1200トンまで吊り上げられるレーンによって、船体の一部が運ばれていく様子、それは想像しただけで迫力満点!!
大島工場の勤務者は、社員および関係会社等を合計すると3,000名近くに及び。また2023年度の定期入社員のうち長崎県出身者が約81%を占めている、地域との強いつながりをもとに事業を営んでいるのが伺えます。
一艘が30~50臆もする船体ですが、この先3・4年は予約済みとも説明もあり。

閉山後の大島は、造船と農漁業の街となって…。
平成11年11月11日、11時11分11秒の記念すべき日に開通した「大島大橋(全長:1,095m)」。大島、崎戸両島民の悲願であった橋の開通で、島民の生活は格段に便利になりました。下関⇔門司間の「関門橋」よりも長い橋だそう。その上美しいシルエットが自慢の白亜の斜張橋と言います。

先のキャロライン元駐日大使以外にも、ノルウェーのハラルド五世国王陛下が、大島造船所を公式訪問。
ホテルは大島造船所グループの迎賓館として、国内外の来賓の宿泊の場であり、大島造船所の命名引渡式や賓客のもてなしの場となる。そうした際には4~50名規模のパーティが行われると聞きしました。

長崎スタジアムシティ建設中である、長崎県佐世保市に本社を置く通販会社「ジャパネットタカダ」に次ぐ、県内でも二番目となる企業が「大島造船所」でした。
当日28日は工場の年内仕業最終日に当たるとの事で、見学可能も最後の日でした。
撮影禁止につき、画像は少な目です。
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なおホテル専属送迎車サービスの車は、このワゴン車ではなくもっとスマートなお車でした。普段は仕舞ってあるの?
ガイドのお兄さんと、ヘルメット姿のワゴン車のドライバーさん、ふたり体制でのコースは時間的には短い。それでも造船所の見学など出来るものではありませんから、参加して良かった[るんるん]船舶に特別な関心のない私でも思いました。こうした機会は滅多にないだけに、宿泊の際は是非!!

実のところ、説明を受けたほとんどを忘れているのですけど[バッド(下向き矢印)]この時間まで入れたら、ホテル代も高いとは感じませんでしょう[exclamation]
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それにしても、温かな朝でした。「長崎の冬はいつもこんなに温かで過ごしやすいのでしょうか」
ベテランぐいぐいおばさんスタッフ:「昨日、今日は特別です。2日前は雪が降ったくらいですから、こんなに穏やかな朝はこの辺りでも珍しく感じます」それからもホテルのお話をして、チェックアウトをしました。
一目でわかると思われるのに「次回の宿泊を是非、お待ちしております」と、このベテランスタッフさん。何でも写真に撮ってしまう田舎もののボンビーな私達に関わらず・・・90度を超える120度の最敬礼で見送ってくれました。小さなことながら、そうした気遣いは嬉しいですね。

続ききます。
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2023年〆の西九州旅・・・⑨オリーブベイホテル・朝食編 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

途中目覚めることもなく、グッスリ熟睡[眠い(睡眠)] 起きた途端、いそいそと喫煙に。自分の身体を考えて、長生きして欲しいから煙草は止めて欲しいな(´Д`;)
ドアに朝刊が届けられていていた、「4階フロアーで埋まっているのは家と、もうひと部屋だけ」ですって。
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朝は一番乗りで写真も撮れました。全面ガラス張りの明るく、開放的なレストラン「オリーブ」。
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前夜と同じ席に案内され、シフトによるものなのか?スタッフさんは変わっていました。
朝食にもメニューがあったはずが、どこへいった??
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朝のテーブルセッティングでも、こうして見たらフルコースみたいね♪
オープンキッチンとなっている厨房近くから、またもワゴンがやって参りました。朝のドリンクはシャンパーニュ パイパーエイドシック・ 西海産みかんフレッシュジュース・大島産トマトジュースから…とくれば当然、シャンパンを選びますとも[るんるん]
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良いわね(*゚▽゚)ノ 朝から優雅な一時[ぴかぴか(新しい)]この程度では酔わないけれど。
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私だけの為目の前で作られる、新鮮レタスや彩野菜と“東洋オリーブ”オイルのトスサラダ
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しかし、大きな口でパクリいったはずなのに、レタスがポロリ!着ていたタートルに、オリーブオイルの油じみが[たらーっ(汗)] わーん!恥ずかしいわぁ(><)
サラダひとつ満足に食べられない私って?? なんちゃってセレブー、こんなところでバレてしまうのさ[あせあせ(飛び散る汗)]
サラダ自体は申し分のない量、とても美味しいものでしたのよ。
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優雅なシャンパン・ブレックファストを選んだ私に対し、和食チョイスの夫さん、この写真は一体どうしたものだろう[たらーっ(汗)]
小鉢各種・季節の魚、香の物、佃煮、ご飯とお味噌汁の食事。だけどこれでは、何を食べたのか?わからないじゃないか[ちっ(怒った顔)]  出汁巻き卵は撮るように指令を。ドリンクは、トマトジュースにした模様ですね。

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朝の焼き立てパンは3種類、これまた冷めないよう小石入りのパン袋で。
みかんジャム・りんごジャム?・蜂蜜・オリーブオイル・ホテル特製サワークリームだったと思います。
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温かなお野菜スープの後には。
洋食にしたら、卵料理でスクランブル、プレーン オムレツ、長崎和牛フィレ肉の網焼きの4種類から選べるのでした。
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朝から、お肉[exclamation]長崎県産黒毛和種のステーキ 温野菜添えを普通に食べてしまうのであ~る(*^^)v
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季節の地元フルーツ / 彩フルーツ盛り合わせ
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ワゴンでのライブショーは飽きた疲れた私達。朝はコナコーヒーではなく、お紅茶をいただきました。
フルーツ盛り合わせ、ヨーグルトへは残った蜂蜜、ジャムを入れて。ひとつとして残したらもったいない
シャンパンブレックファストとは贅沢、優雅なひと時にふさわしい内容に感じました[揺れるハート]
前夜に続いての至れり尽くせりのサービスと、良質なメニューで、幸せな朝ご飯。
「船主をもてなす」を趣旨とする施設だけに、ハイレベルなのは当然でしょうけど。この非日常感は、中々味わえないかと思います。

夫現役時は会員制ホテル「リゾートトラスト」の「エクシブ」は、東日本のほとんどを制覇。またホテルのラウンジアクセス・ルームも数か所で利用済みながら・・・これだけのサービスを受けたのは初めてでした。ホテルのもつ雰囲気と、この接客内容であれば納得の料金設定に感じましたが、、本来の目的が造船所の迎賓館で、宿泊はその間の空いた時間の活用のようなものだからなのでしょうね。
気になるお値段は12月27日(水)から一泊、@29000×2で58000円なり。

都会やリゾート地から離れたこの地で、スタイリッシュなホテル空間、洗練されたサービスが受けられる。なにもない贅沢を楽しみつつ[グッド(上向き矢印)] 静かな入り江の光景を眺める、宿泊を目的として過ごしてこそのホテル。
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・・・などと言いながら、チェックアウト前に出かけなくてはならないところがあるのです。
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それはどこかな? 次回へ。
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2023年〆の西九州旅・・・⑧西海市大島「オリーブベイホテル」夕食編 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

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夕食時間は何時も通りに、6時からにしたと思います。
レストラン 「オリーブ」へ向かいますと、皆さん着席されていました…と言っても、私達を入れても5テーブルだけ。厨房内に4人、ホールスタッフが3人だったかしら、この場で利益を得ようとしていないのがわかります。
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右端のナプキンリングを始めとして、カラトリー類の立派な事!!フランス製「ライヨールステーキナイフ」は、夏のホテル「フェニックス洞爺クラブ 」の夕食で出会ったもの。ここでは2本並んでいたかと[ぴかぴか(新しい)]
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夕食は☆Cuisine Oshima☆
アミューズ:大崎漁港から頂いた縞鯵の軽いスモーク  私は白ワイン、夫は何時も通りに「生」でした(/ω\)
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大村湾産檜扇貝のグリル  西海産蕪のブリュレ・グラダパターノをたっぷりと♪
ブリュレの下のトレーには、温めた石が敷き詰められていて、その上に料理のお皿がのっているのです。

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季節の茸、ゆずをコンソメと共にカルタファタ包み(イタリアンではカルトッチョ♪ 家ではアルミホイルですけど、業務用クッキングシートでのサーブ)   長崎市場から頂いた鮮魚・本日のお仕立てで

対馬漁師「大浦さん」から頂いた鹿肉のロティ  右のホテルメイドの焼き立てパンも同じく、フレンチとは言えパンが布製袋でサーブされたのも初めてでした。パンの下にも温めた小石。小豆島の「東洋オリーブ」のオリーブオイル、これ濃厚ですごく美味しかった[るんるん]
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お肉はまだ続きます。
各テーブルへとワゴンが出張してきて。テーブル前のライブにて、ファイヤー!のはじまりでした[ダッシュ(走り出すさま)]
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仕上がって提供されたのが、こちら[右斜め下]
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長崎県産和牛のグリル・契約農家から頂いた無農薬野菜

〆の食事は、有田鶏のカツオ出汁・麺 or 長崎県産鯛の漬け・出汁茶漬け・・・それぞれ。夫の鯛茶漬けは向かいから撮ったから左右が逆になりました。
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これで終わりではありません。
料理ワゴンがまたも静々と近づいてきます。
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スタッフさんのマジックショー披露ではなくて、デザートを用意してくださっている模様。
ガラスのボウルに液体窒素を入れて、懸命にグルグルかき回しているスタッフさん、迫力のサービスにやられました(爆)
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西海産サツマイモのスィートポテト・九州乳100%マスカルポーネをクランチアイスで[ぴかぴか(新しい)]…なる一品、その辺りで売っているスィートポテトとは、一味も、ふた味も違うって感じが伝わりますか? 正直言うと、ほぼ忘れてますが[あせあせ(飛び散る汗)]
しかし、まだ終わらない。
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ハワイアンコナコーヒー、または対馬紅茶さんの「べにふうき」紅茶からのチョイスでは、当然コナコーヒーでしょ♪
そうしますと、またもテーブル担当のお兄さんが、ワゴンを押してやってまいりました。コーヒー一杯であれ間違いがあってはいけません(笑) 目の前で淹れて下さるという[グッド(上向き矢印)]   
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先にあるのは、(頭が切れてしまった)切り株にのった可愛い焼き菓子2種類♪

始まりから、終了までたっぷり2時間半! 私達の様な超庶民も差別せずに提供してくださる・・・とは、ありがたや( ´艸`) でも時間の長さと、、こうした場に慣れている私さえ(爆)、一品、一品への丁寧さには少し緊張あり、疲れるものね[あせあせ(飛び散る汗)]
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意味不明と思われるが・・・インフィニティプールの夜間ライトアップ、バラのタイルはセレブ空間を象徴している感あり[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]
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長くなってしまったので、朝食は次回へ。
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2023年〆の西九州旅・・・⑦西海市大島「オリーブベイホテル」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

6泊した中で最も印象深い、良かったと感じたホテルは、西海市大島に所在する「オリーブベイホテル」でした。
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大島造船所グループに所属し、元々は大島造船所の迎賓館として建てられたホテルは、「船の引き渡し式などに出席する船主らをもてなす」のが当初の目的です。
また過去に幾度となく将棋のタイトル戦の舞台ともなったこのホテル、ホテル評論家の瀧澤信秋氏は「人生で1度は泊まっておきたいホテル」のひとつとして挙げているのでした。これ、後で知りました^^
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真っ白な「大島大橋」を通って紺碧の海を通過。その最中でさえ絶景です[ぴかぴか(新しい)] 始めに東シナ海に浮かぶ寺島。
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そして赤く塗られた「寺島大橋」を渡ると、大島へと出ます。右手に「大島造船所」 本社・大島工場の巨大クレーンが現れ、そちらに目を奪われてしまいますが・・・造船所の敷地に沿って進むと、目の前に忽然と現れるオシャレな建物[exclamation]
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地上6階建てとあるが、ホテルの車寄せ、正面玄関は3階部分になります。
チェックインにはまだ早い時間であったが、館内からスタッフさんが走り出てきて「お部屋の準備は出来ておりますから、すぐにどうぞ」って。
このベテランおばさんスタッフさん、「お荷物はカートでお運びします。あ、コートもですね」と、グイグイきます(≧∇≦) 「奥様は、お足元にお気をつけてくださいませ」、私:「あ、はい、了解いたしました」(爆)
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こちらのホテルも設計を手掛けたのは、世界的建築家の隈研吾氏。内装は多くの五つ星ホテルを手掛けたGA Design International社←こっちは知らないけどね(T▽T)
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フロントの椅子に座り、チェックイン。内海に面した部分は全てオープンなガラス張りののベイビューとなっていて、リゾート気分が上がります。
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フロアーの左奥にロビーラウンジ、この片隅には「キャロライン・ケネディ」元駐日大使のお写真も。
スーベニアショップ(売店とは呼びません)とあり。同じ階にバー「山吹」、下の階にはフィットネスジムがあると言う。どこも「ハイソ」な響きを感じます(^Д^)
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眼下にはホテル専用桟橋から出航するクルーザーボートを使ったアクティビティ、プライベートツアーでビーチや夕日鑑賞に出かけるのも可能。
プール水底に描かれたバラが浮かび上がる、オサレプールは勿論でございますわね。
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スムーズにチェックインを済ませて、客室廊下に敷かれたカーペットのカラーも、オリーブグリーン♪
この日のお部屋は「409号室」。32室のみの客室で、最もランクの低いスーペリアルームですけど・・・問題ありますか?(/≧ω\) お高いお部屋も、安い部屋もお食事内容は同じでございました^^
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白にオリーブグリーンがアクセントとなった、ナチュラルな雰囲気、落ち着きのある部屋でした。
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ドアを開けて、左手にトイレ、大き目の洗面スペース。そしてバスルームとベッドルームとの間の壁がガラス張りになっている、リゾートホテルタイプのもの。
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スッキリした白い茶器、グラスに、コーヒー・長崎びわ茶・和紅茶・煎茶等色々、ミネラルウォーター。
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これがラグジュアリールーム以上になると、テラスに置かれたビューバスから景色を望めつつ入浴すると言う。いいえ、そこまでは結構ですから[あせあせ(飛び散る汗)]
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ホテル内から続く散策路があるとの事。時間はタップリあるので「散歩へ出ようよ」と誘うも、夫:「もう寒くなってきたから、嫌」だって。
全面を覆う大きな窓。テラスにもテーブル&チェアはあるけど、、静かな入り江の光景に浸りつつ、お茶でも飲みましょう。部屋付きの「五島灘の塩味じゃがほっこり」「ディリーナッツ」と共に。
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その癖、喫煙にだけは出るのですから。
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確かに気温も下がってきて、夕暮れが近いと感じられます。

直線的でスタイリッシュな洗面台回り。洗面シンクの下にヘルスメーター、バスローブの用意もあったけど重たいから着ません。
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緑色のミニボトルのシャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュ・ボディローションは、ラグジュアリーホテルで選ばれているとの、英国ブランド「パンフォード」製品。こちらとバスルームとで2セットずつ揃えてあり、これは頂き!!
ブラシや歯ブラシセットと言った一般的なアメニティは白の四角いケースに入っています。
グループ会社である小豆島の「東洋オリーブ」、小豆島産オリーブを使った基礎化粧品「TOLEA」も提供されていた。こうした基礎化粧品セットは嬉しい[るんるん] 「旅行お試し携帯用トライアルセット 専用ポーチ入り」を密林でググったら1,620円[exclamation]当然、どれも上質です。
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ベッドサイズはゆったり目ながら、高級ホテルあるある…で、マットレスに座ると床に足が届きません(^-^) 夜はパジャマを着てお休みします[眠い(睡眠)]

静寂とプライベート感も満点、非日常空間で、ゆっくり休めたホテルでした。
高級ホテルはホントここだけ、後はどこも安いビジホですから。
次は「レストラン オリーブ」での、夕食編となりますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑥外海の出津集落、ド・ロ神父記念館 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

もうひとつの遠藤周作関連のスポット。出津文化村にある「沈黙の碑」は残念ながら見逃してしまいました。
遠藤周作が好んでいた場所にあり。碑には「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」と書かれているのでした。映画「沈黙」のキャッチコピーにも使われていたかと!?
後になってみたら、「旧出津(しつ)救助院」へと上がる道の少し先にあった模様。

「遠藤周作文学館」から車を走らせると、遠くに白い「出津(しつ)教会堂」建物、斜面に連なる家並みと見えてきました。長崎市西出津町出津文化村エリア内の「ド・ロ神父記念館」及び、「旧出津救助院施設」が次の目的地です。

角力灘は暖流の対馬海流が流入し、天然岩礁が多く好漁場と認知されているそうです。主に鰯・鯵・鯖などが獲れ、巻き網漁業が盛んに行われている。…とあるが、この急勾配の地形を目にしていると、漁村であり漁業を生業としていても、かつて漁で生活する為には厳しい自然条件により困難を極めたのでは?と想像されました。
天草やここ外海は元々耕作地が少ない土地で、漁業・海外貿易・出稼ぎで生活していました。凶作が続き、重税も重なり、生活の苦しさから住人のキリスト教への信仰は、精神的な支え、心の拠りどころとなっていたのでしょう。禁教下においても、キリスト教信仰が組織的に継承されてきた外海の出津集落。

1879年(明治12)外海地方に赴任した、フランス人宣教師「ド・ロ神父」が困窮を極める村人達を救うため私財を投じて設立した明治初期の授産・福祉施設は、後に修道院へと発展しました。授産場、マカロニ工場、鰯網工場(現ド・ロ神父記念館)の建物が残り、国の重要文化財に指定されています。
駐車場に車を止めて記念館へ。長い時を刻んできた建物は風格ある姿を見せていた。地域の人たちが大切に守ってきた様子が伺えます。
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近くに村人の生活の為に生涯を捧げた「マルク・マリー・ド・ロ神父」、寄り添う子供との像が立っていました。
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記念館は明治18年(1885)に神父自ら鰯網工場として設計、施工したもので、その後保育所として使われていました。昭和42年(1967)に県指定文化財となり、翌年「ド・ロ神父記念館」として開館。
「ド・ロ神父記念館」は木骨煉瓦造の平屋建て、上屋に洋小屋組(キングポストトラス)の屋根を架けた、明治時代の洋風建造物としては特異な建物だと言います。
内部には宗教関係や医療、土木、建築など神父がこの地で行った様々な事業に関する品物が収められている様子。どのような展示なのか?顔をのぞかせてみましたら、受付の方が「にっこり」顔があってしまいましたけど、靴を脱いで上がらなくてはならな為「申し訳ないのですが、見学出来ないのです」と話しました。
それでも出津救助院のお話、ド・ロ神父様がいかにこの地で尽力されていたかを説明してくださいました。「地元の方ですか?」とお聞きしたら、「私は、五島列島の方です」、「スパゲッティが日本で生まれたのは、ここ長崎なんですよ」ご自身も「キリスト教信者」と仰っていました。
内部は木製板張りの、昔懐かしい木造校舎のような造りです。

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外海地区の中でやはり一番の見所は、ド・ロ神父が赴任して最初に建てた「出津教会堂」。このようにとても美しい教会ながら、数十mほどの坂を上がった先、ド・ロ神父が建てた教会も私の足では観る事が叶いませんでした。
そこで、お借りしてきた画像です。
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階段を使わずに行く道路があった模様ながら、初めての土地でそれもわからず・・・(._.)
第1・第3日曜日はミサの執り行いのために10時まで堂内見学は不可。見学希望の際は事前に連絡の必要あり。

100年以上経った今も健在する「ド・ロ塀」に囲まれた授産場 、マカロニ工場、旧製粉工場、旧出津救助院の施設たち。
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現在は、「旧出津救助院」の入館受付となっている「薬局」。
綿織物の製糸から製織、染色、そうめんやパンの製造、醤油等の醸造が行われてたそうで…。
授産施設の展示品には、救助院で使用したひきうす、カンコロ切り機、ド・ロ神父の記録簿。
出津教会で美しい音色を響かせていた、「ハルモニュウム」と呼ばれるミサ用高級オルガンは、今もなお大切に保存されています。
近代日本の文明開化が、このような寒村でもおこなわれていた…輝かしい業績[exclamation]が感じられました。
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そうめんなどの材料となる小麦の種子はフランスから取り寄せて栽培、水車小屋を使って製粉しました。落花生油をつかった独特の製法の為油となる落花生も地元の畑で栽培。「旧製粉工場」で作られたそうめんは、「ド・ロ様そうめん」の名で今も親しまれています。特産品は「道の駅夕陽が丘そとめ」にも並んでいました。
ここではどの建物にも、どこかしら「キリスト教」の「十字 cross」付きであったのが印象的です。


自然と共生し、人々が創りあげた石積み風景は、続く「大野集落」でも見られるそう、またドロ神父により大野集落の中心部には神浦・大野地区の信徒の為、神父が自費を投じ信徒の奉仕によって建てられた教会堂「大野教会堂」もある模様ながら、ここでも急勾配地の続く土地、曲がりくねった道の先、奥まった地に建てられた「大野教会」の建物は見えず。
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記事にしている今になってみたら、先を急がずに探してみたら良かったと思うけど・・・。森に囲まれていて近くに行かないと見つけるのは難しいとの事、仕方ありません。
禁教期の外海の大野集落において、潜伏キリシタンは表向きは仏教寺院に所属し、さらに集落内にある大野神社、門神社、辻神社の3つの神社の氏子となって信仰を守り続けました。

続く神浦地区は、外海地区で最初にキリスト教が栄えた場所、1570年代は教会堂も建っていたと伝えられていますが、清流・神浦川の河口に開けた古い港町の面影のみ。
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角力灘には小さな島がいくつも浮かんでいますが、目立つのが西彼杵半島の島々です。
奥の一番大きな島「池島」は、九州で最後まで残った炭鉱の島。42年間にわたる歴史に幕を下し閉山した炭鉱「池島炭鉱」の貯炭場、選炭工場、高台にある高層住宅群など、2001年閉山した産業施設の廃墟見学の出来る、体験型の観光地となっているとの事。
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角力灘(すもうなだ)の海洋と海崖の間に、バランスよく点在・・・立岩や小島が群れをなして庭園の石の如く、海上に姿を見せています。
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角力灘の水平線上に大角力、母子島、小角力…といずれも無人島の島。潮風を感じ、波の音を聞きながら、遥か遠く望む。
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神浦から、角力灘の眺望の美しい大瀬戸町へ。
西海市に入って間もなく、視界の広がった駐車場にも停車しました。雪浦周辺は、海と山、そして澄み切った青空とが織りなす、長閑な光景が広がっていました。
二日目のホテルへと続きます。
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家の新機種!? [徒然]

いきなり、こんな写真にてシツレイ致します。
今週に入っての火曜日でした。午前中の曇り空から雪が舞い降る中、暮れに依頼していた取りつけ業者さんが、新しい便器の取り付けに来てくれたのでした。
当然、左がbefore、右はafterの図。
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一階のトイレは基本私専用のもの、「この家の購入時からで30年は経っているんです」の言葉に、見積時の彼「ものすごく綺麗ですね」の返事、それに気を良くしてしまった私、単純です[あせあせ(飛び散る汗)]
掃除しても落ちない汚れが気になりって1~2年前から新しいトイレを検討。便器はタンクレスであれば、どこのメーカーのでも・・・で「INAX」の一体型タンクレスに。
手を洗う壁付手洗ボウルは最初から設置されているから、そこまで新調したら壁のクロスの張替えとなり、費用面と、また収納面と考えて従来のものを使用します。
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おふたりで朝から効率的に作業を熟し、2時間少々と作業時間の短さにも好感をもちました。
便器のフチを丸ごとなくしたフチレス形状の便器と、シャープで足元のスリムなフォルム。凹凸が少ないから汚れも溜まりにくく清掃性アップ! 新しいクッションフロアーが汚れないように、室内履きまで早速洗ってしまいましたのさ(^Д^)
汚れがサッと拭きやすくて、お掃除時間が短縮できそう[グッド(上向き矢印)]
リモコンも新しいものへ。以前のよりスマートとなりました。

多分ですけれど、、世界で最も高機能、清潔なトイレ生活をしている私達・日本人。
ヴィム・ヴェンダース監督作「PERFECT DAYS」では、渋谷区内17か所の公共トイレを舞台に、「職人意識」「プロ意識」を体現する主人公。特別なことなどない主人公の平穏な日々を淡々と、しかし詩情豊かに描いた内容・・・、まだ観ていないから、的外れかもしれませんが…。清掃作業員・平山を演じた役所広司は、その演技により「カンヌ国際映画祭」で主演男優賞を受賞[exclamation]

それなのに・・・この度の能登半島地震の被災地、避難所のトイレ状況は口に出来ない程の惨状となっていたと言う[バッド(下向き矢印)] 進んだハード面に追いつてない、人的未熟な面の改良はまだまだですね。

気分を変えて、家の寄せ植えです[かわいい]
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プリムラ・ビオラ・桜草・ストック…と。12月初旬に購入したから、寒さによりくたびれてはきていますけど[あせあせ(飛び散る汗)] 玄関にはこれをふた鉢。
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こちらの貧弱ノースポール、葉ボタンとは庭先のプランターに植えました。
年末から今月へと、ウィルス駆除ソフトやら、他にも買物とか。何かと出費続きの我が家ながら・・・あ、エアコンの買い替えもしませんと。。
それでも何事もない今の暮らしは、平和で、平凡で、静か。本を読み、映画を観て、ブログを書く、そんな日々です。一年中で最も寒さ厳しい時期だから、それも仕方ありませんよね(*´∀`)ノ
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今年初の読書会&ランチ [食]

旅日記は途中にて・・・
今年に入って初めての読書会、担当者はAさんです。我がお当番は無事、昨年12月に終わっていますので。
身体の為に良いから、時間に合わせて会場までは歩いて行きました。帰りもお店からは送ってもらったけど、後半は歩いて帰宅しました(^^)/  今回の読書会の参加者は4名…チョッと、寂しい[たらーっ(汗)]
しかし本番は、これから。新年の顔合わせを兼ねて、ランチ会があるのです。
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以前は何度も足を運んでいたものの、約3年ぶりの「レストランFIELD」さん。赤くペイントされたドア、黄色の看板が目印です。
11時半のオープンと共に店内へ。外観も変わらないけど、店内もね。何年?何十年かも?今時とは思えぬ飾らない素朴なムード、手作り感あふれた内装は変わりません。
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棚には手びねり陶器と、果樹酒の瓶が沢山並びます。
平日だけに三種類のランチメニューから選ぶのが、お得な感じね^^
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セットとなるスープ、サラダが運ばれ。透明な見た目から「何?これでスープ?」と思ったが、味は良かった♪ サラダの盛りも多く、ドレッシングも美味しかったです♪
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ランチの魅力で、4名から6名へと参加者も増加(><) しかし仕事の為ひとりだけ帰るそう、でも「店内を覗いて見ていっても大丈夫かしら?」ご主人がレストランを経営されているだけに、気になるのでしょう[目]

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私は、豚ロースカツレツ~デミグラソース、千切りキャベツ・トマト・マカロニサラダは王道の組み合わせですね。
お隣りさんのひと皿も、「撮らせて」と写真に撮る[カメラ] 小エビとアボカドのトマトソーススパデッティ。玉ねぎ・アボカド・ズッキーニ・ベーコン・小海老と具がタップリ!

チキンソティ~クリームシチュー仕立てを選んだOさん、先に提供され、そのボリューミィさに驚き[exclamation]一口食べて「美味しい~~!」
ライスorパンが選べて、パンに添えられるのは、バターマルメで成形したバター[ぴかぴか(新しい)]
パスタ組さん達は、余程作りたてだったのか??ずっと「熱い、熱い」と、フーフーしながら食べています(笑)

チェーン店でなく個人経営のお店、気軽に入れるこうしたお店は貴重です[グッド(上向き矢印)] 長く人気店」として続いている理由は、このボリュームと、味の良さから。人気店に関わらず料理の質を落とす事のない努力が伺えました。
私達の後に店先で待つ人が多くいた、そのせいで、食べ終えた後のお片付けが少し忙しかったかな[あせあせ(飛び散る汗)]
ドリンク&デザートも、それぞれの好みで[るんるん]
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ガトー・ショコラ、生クリームプリン、フランボワーズシャーベットと、周り方の協力により集合[グッド(上向き矢印)]夏でしたらマンゴーシャーベットも人気でしょうけど。
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今のママさん方は皆さん、働いていて忙しいです。私達は新人さんを大いに受け入れたいのに、新メンバーが中々増えてくれない読書会。
ザっと見ても、おばさん、おば(あ)さん揃いだから、モザも多めにかけておきました(´·ω·`)

隣接の別棟の雑貨店の方は観なかった。食器も、小物雑貨もこれ以上はいらないからでした。
それからお昼にこれだけシッカリ食べてしまったせいで、お腹が空かなくて夕ご飯の支度をする気持ちがなくなってしまった。 「別に、好きなものを適当に食べるからいいよ」って。夫よ、スマヌ[バッド(下向き矢印)]


読書会の後は、おりんご!?
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フルーツ王国・山形産「サンふじ」の「特秀」です。香り高いりんごの食感に「蜜」もタップリ!
何時も、ありがとう♪( ^ω^)・・・友人のMさんより送られてきたものでした。
同時くらいに。もうひと箱「バラの包みの高島屋~♪」。
老舗百貨店「高島屋」商品ながら、京都ポークしゃぶしゃぶ用350g、近江牛しゃぶしゃぶ用350gと、中身は大した事ありません。
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到着後すぐに撮ったから、冷凍お肉は凍っていてカチンコチンです[たらーっ(汗)]
昨年秋から冷凍庫の主的な存在であった、栗の実中身の冷凍パック。それを夫がようやく、栗ジャムに仕上げてくれました。 甘さは控えめよ(*^。^*)
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最後まで食べるもの、、、今週の我が家でした。
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2023年〆の西九州旅・・・⑤外海のキリシタン関連遺産と「遠藤周作文学館」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

日本列島最西端、九州西北部(壱岐市を含めて)に位置する長崎県。三方を海に囲まれて、多くの半島と島々から成る自然と土地柄からは…ここ!と言う景観に出会えました。透き通った海に囲まれた海辺と島々には自然、歴史、沢山の魅力が詰まっているのです。
今回の長崎県で最も訪ねてみたいと思っていた…それは、長崎市街の外海地区(そとめちく)でした。
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長崎の街は赤い街路樹が道路脇に並び、ウメモドキ?赤い実がこれ程鈴なりに生っている様子が珍しくて綺麗♪ やはり温かだから?でも可愛い♪
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道路上を走っていく路面電車はデザイン、カラーと多彩で可愛らしい[るんるん] この状況での運転は怖かったそう。余裕をもって、眺めている分にはですね…。
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長崎市の北西に位置する外海は市中心部から約40kmの距離にあり、豊かな自然をはじめ、独自の歴史や文化を有する地域。
東側を琴海地区、南側を三重地区、北側を西海市に接し、西側は五島列島を望む「角力灘(すもうなだ)」に面しています。
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「道の駅夕陽が丘そとめ」は、長崎市の北部に位置する道の駅。角力灘の美しい光景、海に沈む夕陽が楽しめるスポットであるのは、TTさんのブログで知りました。
道の駅には外海と所縁の深い作家・遠藤周作の「文学館」が隣接していて、この地を目指したのはその訪問目的で。
青い海をバックに、白い外観の平屋建ての建物。
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入館の為のアプローチ、この右側に広がるのは、遮るものの一切ない美しい「角力灘」です[ぴかぴか(新しい)]
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青い海色のステンドグラスが施されたエントランスホール。このステンドグラス絵は観覧券にも使われていました。
館内は国内各地に建つ教会風の造り、装飾に似ていると感じます。
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長崎市遠藤周作文学館内には、作者の愛用品、遺品、生原稿、蔵書などが展示され・・・、遠藤周作の生涯、足跡が見られましたし、彼の生誕から晩年までの年表にそって、主要作品がわかりやすく紹介されています。
展示室には遠藤氏の書斎、スマートにキメたダンディな遠藤周作肖像写真と(^-^)

外海地区はかつて交通の便が悪かったために「陸の孤島」と呼ばれていたそうです。役人の目が届きにくい面もあり、禁教期はキリシタンの潜伏地となりました。黒崎地区は潜伏キリシタンの歴史が色濃く残る場所。
小説「沈黙」を著すにあたっても、実在した「黒崎村」を、小説では架空の「トモギ村」のモデルに設定。
平成8年9月に他界した後、順子夫人をはじめとする遺族、生前に親交の深かった人々を中心に文学館建設構想が持ち上がり、関わりの深い文学や人物を語るのに相応しいロケーションという選考要件に加えて、それまで培われてきた縁により現在地に建設が決定。

かつて所属していた(大人向けの)読書会では市立図書館での講演会へ毎年のように作家を招待し、大江健三郎、吉村昭、沢木耕太郎と著名な作家達の講演を楽しみました。次回は是非、遠藤周作氏でと希望を出していましたのに、それは叶わないまま。

展示物からも地元キリシタンたちが歩んだ受難の歴史、日本の精神風土においての...キリスト教徒としての作者の強い意識が感じられました。
人間にとって「生きる」ことの意味、人のもつ強さ、自己犠牲の潔さがあり、またはそうした心を持ちあわせない大多数の人間の弱さや醜さ、作者自身の信仰告白・・・。深い普遍的なテーマが描かれた作品群。
遠藤周作原作の「沈黙」は、はじめに篠田正弘監督で映画化をされ、信仰という重いテーマに挑んだマーティン・スコセッシ監督作、2016年の「沈黙‐サイレンス‐」は劇場でも鑑賞済みでした。https://hana2009-5.blog.ss-blog.jp/2017-01-24
九州の大学付属病院における第二次世界大戦中の米軍捕虜の生体解剖事件を小説化、著者の念頭から絶えて離れることのない問い「日本人とはいかなる人間か」「生命の尊厳」を追究した「海と毒薬」。
現在企画展においては、「生誕100年特別企画展「100歳の遠藤周作に出会う」が開催中です。

ショップ「外海」を覗くも、「沈黙」「白い人」「黄色い人」「海と毒薬」「青い小さな葡萄」「男と九官鳥」と言った小説は自宅にもあり。映画「海と毒薬」「私が捨てた女」も、かつてながら鑑賞済みで…。
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文学館で遠藤周作の作家活動の足跡をたどって、人間として問いかけられる問題の大きさには、当然ながら安易には答えなど出る訳もなく。。外のテラスにてしばし、遥か東シナ海を臨む、角力灘の素晴らしい光景に目を見張る[ぴかぴか(新しい)]

道の駅では地元でとれた棚田米やお味噌、外海(そとめ)地区伝統の柑橘加工品、甘藷(さつまいも)を湯がいた後に干し、それを蒸して餅米と水飴、砂糖を混ぜてついた「かんころの餅」とあったが、やはり外海町といえば 「ド・ロさまそうめん」、日本発の国産パスタ「長崎スパゲッチー」。
※長崎スパゲッチーの「スパゲッチー」と言う当時からの呼び名、日本のパスタのルーツは長崎にあった点も面白く感じられました。
[ぴかぴか(新しい)]外海は長崎市内と共に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の名で「世界文化遺産」の指定を受けました。
「ド・ロ神父記念館」へと、続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・④世界に開かれていた唯一の窓「出島」を観る [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

王道とも言える「大浦天主堂」と、明治日本の産業革命遺産は前回の訪問で観光していたので、「眼鏡橋」の♡ストーンも発見済みであったけれど、それでも市内観光もしていきたい。
チェックアウトの前に、長崎「出島」の一か所だけ観てきました。
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こちらは当時の全体図で、正式名称は「出島和蘭商館跡」と言うらしい。
出島は1634年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島で、扇型をした土地の面積は3,969坪。周囲は2.7mの高い練塀で囲まれていました。
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ホテルから歩いて行ったものだから、始めは入り口もわからなくて、出島橋を歩いてしまいました。
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この場所からは、旧出島神学校、明治36年に建てられた旧長崎内外クラブ等が身近に見られます。
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15分の1のミニチュア出島の模型で、全体像も見られました。1820年ごろの出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したものとか。

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こちらが、1990年(平成2年)に復元された「表門」です。2017年には「出島表門橋」も架けられ、当時と同じく表門橋から入場できるようになりました。
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元の出島は、明治期の中島川変流工事によって削られた…川の中央付近まで位置していたと伺いました。
江戸時代には対岸の江戸町側から表門橋を渡るとこの表門があり、詰めていた探番(さぐりばん)が
出入りする人を改めていたそうで、この時も門前には黒っぽい着物を着たスタッフの姿がありました。
最初は適当に見学していたものも、、表門から出入りする人を監視するために出島の管理者である「乙名(おとな)」=「組頭」スタイルの歴史スタッフが説明しながら案内する「出島ガイドツアー」があると知って参加しました。
まずは「新石倉(総合案内所・出島シアター」で申し込みし、阿蘭陀通詞(オランダつうじ)による出島案内の映像での説明。その後はスタッフの解説を受けつつ、乙名詰所から見て回るコースです。
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「筆者蘭人部屋」、スパイスとして使用されてきた生薬「丁子」が出島にもたらされた「十六番蔵」=「丁子蔵」。
オランダ商館長(カピタン)の事務所・住居となる「「カピタン部屋」。
西洋と日本の文化・学術・貿易品が最初に出入りした象徴的な建物「水門」が最奥に。2つの通り口のうち南側は輸入用、北側は輸出用に使われていました。後ろのビルがホントに邪魔です事[あせあせ(飛び散る汗)]
皆さんよりどうしても遅れ気味となってしまう為、写真を撮っている時間はありませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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考古館1階では、日本から西洋に伝わった磁器、逆に西洋から日本に輸入された陶器などの展示がされて。
幕末の商社の石倉であった旧石倉は、出島の発掘調査によって出土した遺物中心の展示。

考古資料の中には坂本龍馬と出島、海援隊と蘭商ハットマンの間において小銃の取引が行われたとあり。坂本龍馬と言えば「亀山社中」。貿易商社と言った意味で、後には「海援隊」となるのですが、龍馬が商談のため出島を訪れたこともわかりました。
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1500年代からの対ポルトガル貿易、江戸幕府はキリスト教の布教を阻止する為に市内に雑居していたポルトガル人を収容する目的で築造、25人の有力な長崎町人の出費により完成した。それが出島です。
1641年から1859年まではオランダ東インド会社を通して対オランダ貿易が行われました。 完成して200年もの間「出島」は、わが国で西欧に開かれた唯一の「窓」として日本の近代化へも役割を果たしてきました。
明治以降は長崎港の港湾整備に伴う埋立等により、扇形の人工島であった頃の面影は失われますが、日本だけではなく世界史上においても「出島」は貴重な歴史的遺産であって。。1922年「出島和蘭商館跡」として国の史跡に指定されているのでした。

グラバー邸のもうひとりの住人、グラバーの息子・倉場富三郎が、明治36年F・リンガーにより建立された建物。長崎の外国人と日本人の社交の場として利用された「旧長崎内外倶楽部」も残っています。
短時間に江戸から明治期の長崎の一端を垣間見ただけながら、近代日本への営みは興味深いものがありました。

しかし、ここで問題発生[exclamation] 私は歩くのが遅い。懸命に歩いても普通の人の3倍はかかります。
このペースでいったら、ホテルのチェックアウト時刻を過ぎてしまいそう。ホテルとの中間には、長崎中華街の店々、「北門」だったかな?もあったけれど、写真など撮っている場合ではありません。
そこで夫が「ホテルへは一人で走って荷物を取ってくるから、あなたは車の駐車場で待っていて」と。だけど、どうしましょう(@_@。慌てて出たものだから、スーツケースから出しっぱなしであった荷物をまとめていません。
ひとりで荷物を全て持ち、忘れ物をせずに来られるかしら?簡単に考えていた私の思慮の浅さ、詰めの甘さが出てしまった感じ。
それでも一緒だと足手まといになるだけ[たらーっ(汗)] ハラハラしながら、その姿が見えるのを待ちました。
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駐車場の真ん前には、「銅座跡」の碑が。
町の名前は江戸時代の享保10年(1725)、輸出用の棹銅を鋳造するために銅吹所が設けられ「銅座」と呼ばれた事に由来したそうです。
こういった状況では頼りになる夫さん、当然の事として嫌な顔ひとつせず普通にひとりで済ませるのは偉いなって感じるひと時でした。
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2023年〆の西九州旅・・・③長崎の夜、「FORZA ホテルフォルツァ長崎」朝食 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

ホテルマンのお勧めにより・・・
数分歩いた銅座町にある、鉄板焼き・海鮮 の「赤目(AKAME)」さんへ行きました。
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ビルの一階です。二階フロアーもある模様。ほぼ満席にてカウンターに座る。調理する様子が目の前で見られる…カウンターは嫌いじゃありません(^-^)
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鮮魚を合わせたお通しで、「生」を。暮れだけに客の8割がたは、地元の方たちの集まり、忘年会かな? 盛り上がっている様子には、若いって良いわねと思ってしまう。
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郷土料理の「ハトシ」に、カンパチ・鮪・ソウダカツオ・〆サバ・平目の刺身5点盛り合せ。そこにイカ肝合えをオーダーしたので6点盛りになりました。
刺身用のネタは、お寿司屋さん用木箱からひと品ずつ取り出して切りそろえていた様子です。
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穴子天はサイズ、量ともに多かった!夫はビールの追加オーダーをしたが、私はやめておきます。お出汁の効いた五島うどんを食べてお仕舞い。
居酒屋ながら見ていたら、一品一品に手間がかけられている、お刺身は新鮮で美味しかったし、良いお店に出会えました。

翌日の朝食は4階フロント奥となる、レストランで。
マツコの知らない世界で放送された「ビジネスホテルの世界」に登場。ホテル評論家・瀧澤信秋さんによるおすすめご当地ビジネスホテルとして…ここ「FORZA ホテルフォルツァ長崎」も「ホテルココ・グラン高崎」と紹介をされました。
朝日の入るダイニングスペースは広々。…と言っても、7時ではまだ暗い。平日だけに泊まり客も少な目のよう。
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ドリンクコーナーに、隣りはサラダコーナー。
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豚角煮&野菜のオーバル鍋、並んだ瓶は長崎素材ドレッシング。さつま揚げや焼き魚、だし巻玉子等和食メニュー。
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手前の佐世保レモンステーキは何度かお替り^^ 大村名物の鶏天や、ご当地・長崎「ちゃんぽん」もセルフで。
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朝は軽めの方にはパン、デニッシュ、ワッフルと。蒸し籠に角煮まんは当然あり。
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フルーツ、ヨーグルトコーナーに、長崎カステラも並びます[るんるん]
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一応はベジ・ファーストながら、色々な種類を少しずついただきました。長崎の味が食べられて嬉しい♪
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長崎名物の「ミルクセーキ」は、バニラアイス+ストロベリーアイス+練乳+牛乳を加えたスィーツ[るんるん] 専門店のものとは違うかもしれませんが、、この後スタッフさんに教えられて、牛乳を加えました。だってミルクセーキですものね。トッピングに赤いさくらんぼも飾りたかったわぁ(´∀`[黒ハート])ワァイ♪
カロリー少なめと都合よく決めて、朝から「わんこ・ミルクセーキ」だぁ(*゚▽゚)ノ 意外に丈夫なのを実感!!
我がお腹でした[あせあせ(飛び散る汗)]
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ピラフ・とんかつ・パスタ・デミソースを組み合わせた「トルコライス」も朝食で頂けるかと楽しみにしていたが、客室稼働の少ない平日は提供していない模様です。

12月26日(火)より一泊朝食付き、二人で17670円。そこに宿泊税200円、駐車料が1500円でした。
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2023年〆の西九州旅・・・②「FORZA ホテルフォルツァ長崎」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

平行して走る路面電車に、慣れない道路事情と。有料提携駐車場へ着くまでの苦労はあったが、ホテル自体に悪い印象は残りませんでした。
商業施設の4階から上がホテル。フロントロビー、ラウンジと想像以上に洗練された雰囲気です。
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チェックイン時に、2023年4月より長崎市宿泊税条例による1泊あたり@100円との宿泊税の徴収がありました。キーなしではエレベーターにも乗れない為、受け取りをしてスムーズチェックイン。

「819号室」のリラックスツインが、この日のお部屋です。
ドアを開けたら4畳ほどのスペースあり、クローゼットとその横がおトイレ。
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洗面所に、独立した洗い場付きのバスルームも白を基調として清潔感が漂います。よくわかりませんでしたがHPによりますと、ハンスグローエ社オーバーヘッドレインシャワーだそう。
シャンプー・コンディショナー・バスジェルは「プロバンシア」、洗顔ソープ、ハミガキセット、タオル&バスタオル。
マイナスイオンドライヤー、大きなスツールがあるのは高ポイントですね♪
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シモンズ社製ベッドの上の置いてあるのは、フットマッサージャー クッション。柔らかなナイトウェア。
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40インチテレビの前には、夫の好きなカウチソファが設置されて。お疲れでしょうからここで寛いで下さい[眠い(睡眠)] 
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その奥に電話、冷蔵庫、加湿空気清浄機、電気ケトル&お茶セット。ipad、ズボンプレッサー。
サービスのミネラルウオーター、マルチ充電器とナノケアフェイススチーマーは、どちらも使用せず。部屋設備・備品はこんな感じだったかと。初日に選んだだけに、居心地の良い部屋でした。
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基礎化粧品やコットン、入浴剤などの各種アメニティは、フロントカウンターから自由に♪

ホテルは「浜町アーケード」「ベルナード観光通り」と言う、大きなアーケード街が交差する場所の為、中華街までも徒歩で5分ほど…食事、観光と便利な立地なのです。
計画している最中は、名物「ちゃんぽん」の店、トルコライスにミルクセーキもと欲張っていたけれど。実際にはここへ到着しただけでそこまで元気はありません。
サービスが受けられるホテルビル一階の店舗ものぞいてはみたものの、リーズナブルさだけ魅力、レンチンらしきメニューでの長崎の夜って寂しい!?
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フロントマンに近くのお勧めの店を伺ってから行く事にします。ラウンジ奥のコーヒーマシン前で購入してきた品を食べているグループ客、フロアー全体に料理の匂いが漂ってしまってました(><)
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2023年〆の西九州旅・・・①羽田から長崎へ [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

昨年10月頃だったかと思います。冬休みの計画が全くない状態であった・・・ある日、「この冬は九州へ行こうか」と夫から突然の提案あり。私はと言えば、少しでも忘れない内に書かないとって、夏休み記事作成の真っ最中でした。
この間には行く予定で予約済みであった、熊本と大分が2016年4月の熊本地震による被災で旅行は白紙に。
過去記事を見たら、なぜか2017年の秋に山口と、福岡周辺のみ訪れておりました。そうとあっても前回からは約5年ぶりとなる九州です。
しかし決めるとなればまず飛行機のチケットを取らなくては。航空会社はどこでも良い、とにかく確保が肝心だね!
またも勢いだけで考えもせず、長崎行きのJALにて、12月26日からの6泊7日の日程で決めました。
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今回は、茨城空港ではありませんよ^^ 家だって時には羽田も利用するのです。
最寄りの空港行きバス停から乗り、久しぶりの第一ターミナルビル。とりあえずは、空港ラウンジにて一休み(^^)/
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ソフトドリンクだけでなく、端っこで豪華空弁までウフフ♪ 食べちゃいますよ[あせあせ(飛び散る汗)]

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そうする内、ようやく搭乗時刻がやってまいりました。
飛び立ってすぐの窓辺からは、東京湾。
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そして見えてまいりましたとも!
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良いよね、日本人の琴線に触れる、富士山の雄姿[ぴかぴか(新しい)] 山頂付近が冠雪している様子がまた、いかにも富士山なのだ[るんるん]
羽田から長崎、帰路は福岡から羽田便にしたのだけど、往復共に富士山が見えるのは左側なのね。
窓側のシートに座るのは当然、私です。
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日本航空さんの機内サービスはチョッピリ。お上品という事にしておきます(°д°)
長崎空港までは2時間足らず、まだ明るい時刻に長崎空港へ到着しました[ダッシュ(走り出すさま)]
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長崎と言えば、極彩色のランタンなどで彩られる「ランタンフェスティバル」だけに、到着フロアーでは「辰年」の龍と、中国提灯が迎えてくれます。
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だけど今は、ノンビリはしていられないのだ。
長崎観光のスポットのひとつに「出島」が挙げられますけど、長崎空港そのものが「大村湾」に浮かぶ箕島に位置、名前は「長崎」でも大村市にある空港です。そこからはレンタカー会社の迎えの車に乗ってこの日からのマイカーへと移動しなくては。
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日本本土の最西端、九州の西北部に位置する長崎県。複雑に入り組んだ地形にて、空港から泊まる市内のホテルへはあまり遅くならない内に着きたいものである。
家は何時もの「バジェットレンタカー」、国内レンタカーよりも若干リーズナブル、かつサービス内容も悪くありませんので、初・福岡で利用後は北海道、沖縄と利用し続けているのでした。

長崎市内観光は二度目ながら、この時はホテル選びに失敗をしました[バッド(下向き矢印)]
九州横断自動車道、長崎大分線長崎自動車道経由にて市内入りするも、ホテルが「浜町アーケード」「ベルナード観光通り」という2つの大きなアーケード街が交差する「ハマクロス411」に位置。
初めての道路、その上すぐ脇をひっ切りなしに通過する路面電車たち。昔ながらの道路事情の悪さもあり、ホテル近くまで移動しつつも、アーケード入口さえわかりません。困ってホテルへ連絡をしたら、「提携駐車場にまず車を置いて、そこから歩いてお越しください」ですって。
キチンと調べもせずに予約、行ってしまう私が甘かったんだぁ(|| ゚Д゚)
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約一時間の予定が、夜の7時になってしまったのでした。運転していた夫には、無理をさせてしまいゴメンよ[たらーっ(汗)]

それから、どうしましょう!?
書くことが多すぎて、また㉚くらいまで続いてしまうかもしれません(@_@;)
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「花の季」ラーメンを食べて [食]

翌日のお昼は、息子リクエストにより市内にある「花の季」さんへ、常に行列の出来るラーメン店として知られるお店ながら、新年3日に営業しているところはホンの少し、だからファミレスでも仕方がないと諦めていたところが…。
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予想した通り、多くの人の姿がありました。
人里離れた辺鄙な場所にある店舗ながら・・・美味しいもの提供しようと、自分たちで野菜から育てる農業まで始めた今は、麺にする小麦、大根、薬味の葱をはじめ多くの野菜を生産しているのでした。
常に行列のできる店となった後もそうした真摯な姿勢を貫いて、、、自家栽培!の小麦で作られる細目のストレート麺。和風とんこつスープは、豚や鶏の動物系、昆布や節などの魚介系を、提供直前に合わせて完成させるダブルスープでの提供。
そうした努力あればこそ、周囲は田畑のみの郊外にありながら・・・長く繁盛店となっているのでした。
店先にかかった、暖簾に描かれた「の」の字はナルトなんです( ̄∀ ̄)
待合室に置かれているのは、練炭火鉢。これまたレトロな煉瓦積みの竈もおかれています。
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カウンター16席 テーブル32席の店内。オーダー係から、ホールスタッフ、厨房へのスムーズな連携で、そう待つ事もなく着席を。採れたてを漬けた紅芯大根の漬物をつまんで待つ。
夫と息子は店の看板メニューである、バカうまラーメンの大。孫娘は穂先メンマを使用したメンマラーメン、ママはエビワンタン麺をオーダーして・・・。
ラーメン一杯のそれぞれの麺毎に独自にブレンドし、性格、味わいの異なる麺作りを。重要な要素であるメンマも、香りを大事にしたかったから♪
一般的なラーメン店で使用する塩蔵メンマでは、メンマの香りがしない。漂白剤の匂いがしたりもする為。
「花の季」で使用する乾燥メンマは2次発酵までされた極上品、戻すのに5日~1週間かかるとか。それでも香りを大事にしたいと、オーナーの菊池さんは大変研究熱心な方のようです。
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大きな皮に包まれた挽肉あん、皿ワンタンのタレと薬味は地元のブランド葱=新里葱までが旨い(≧▽≦) チェンピン(小籠包とおやきの良いどこどりしてます)熱々で提供されたところにそっと穴を開け、先に中身の肉汁をチュッと吸ってから皮とミンチ肉を味わいます。

スープは意外にすっきりした魚介豚骨醤油で、優しい味わい。
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私がオーダーしたのは、小丼のお子様ラーメン[あせあせ(飛び散る汗)] 夫のバカうまラーメンとの量の違い[バッド(下向き矢印)] 煮卵も入っていなくて差がつきますが、なぜか毎回オーダーがこれ。

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孫娘も、この満足顔です(❁´ω`❁) このお店のメンマが、本当に好きよね[グッド(上向き矢印)]
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ママは「花の季」さん自家製味噌、別棟となった無人の売店小屋でもメンマ、叉焼と購入した模様でした。
この後は近場の「道の駅 ろまんちっく村」にて、お野菜類のお買い物もして・・・でも翌日を考えて、暗くなる前に帰しましょう。
家からはお米を10キロ、爺じの作った白餅に、豆&海苔餅、揚げ餅。私達の九州土産の辛子明太子、博多ラーメン、ミカン、お菓子色々…と、3人で持てるだけもって一家は帰って行きました。
次に来るのは2月かな、3月かな、また楽しみに待っているよ(*´ω`*)

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これはその翌日の、夫さんの鬼怒川土産♪ お正月太りも半端ない、今の私を更に太らせようなんて!!
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見る人が見たら、わかるはず!? 山梨生まれのブランド?シャトレーゼの焼き菓子詰め合わせです。
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高級「お吸物最中」と言えば、「金沢 加賀麩不室屋」さんの「宝の麩」が有名ですが。京都「辻が花 京野菜のお吸物最中」詰合せを頂きました[グッド(上向き矢印)] 一輪の花をかたどった色あいの可愛らしい最中♪ 和菓子を思わせる、フォトジェニックなルックスが美しい[ぴかぴか(新しい)] だけど、お湯を加えて容赦なくいただいちゃいますものね~~♪
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細やかな気遣い溢れるセンス、技と経験に裏打ちされた・・・繊細な日本の食文化!をギュッと濃縮させたかのような上品さ・・・海外かもこうした味わい、美しさを求めて日本へやってくる人々。わかる気がします[揺れるハート]
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2024年・新年自宅にて [徒然]

昨年末からの我が家は一月元旦、一週間の旅を終えて夜9時半過ぎ自宅着。
この時節柄こんな事を言ったら顰蹙をかいそうながら、羽田から家への(途中買い物をしたとは言え…)6時間は最も長くて疲れました。空港往復バスの本数が少ない、田舎なんです。
それでも帰れただけ良かったと言うべきでしょう。
高速バスからマイカーに乗り換えたら、数日分の買い物をして帰らなくては[あせあせ(飛び散る汗)] 元旦夜の8時以降でも営業しているスーパーを探し、翌日の食糧調達。一週間の不在で買い置き出来なかった為、疲れた身体で慣れない店での買い物は意外に大変でした[たらーっ(汗)] 運の悪い事にレジのオバ様ったらずっとお喋りばかりで、「早くしてください」も聞こえないのか、自分本位のマイペースな仕事ぶりにイライラもMAX[むかっ(怒り)] 夫婦ケンカへ発展か?なんちゃって(@_@;)

しかし翌日のこの時間が待っていると思えば、頑張れますものね[るんるん]
翌2日午前中に帰省してきた息子一家、爺じからお年玉を貰い喜ぶ孫娘の笑顔。
東京っ子ながら、栃木にきたら半纏娘となるのもお約束ですから、今や私を超える身長、体重にて着用の半纏も3枚目となりました。この後我々ふたりも息子から、お年玉を頂き!![揺れるハート]

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そんなこんなで、今年はおせちらしきものは一切ありません。
孫娘リクエストの、山形の郷土食・芋煮←私は他の料理が作れないのか?(≧∇≦)
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前夜慌てて買い求めた生野菜をサラダに、生ハム、スライスソーセージ・モッツァレラチーズと盛り合わせにしました。
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帰宅後すぐ浸しておいた羅臼昆布は、かんぴょう巻かない・煮るだけ昆布。その先には、ママ手作りの筑前煮。
ローストビーフの盛り付けも大雑把で(^_^)ノ  新年一食目だから、お雑煮です。家のお雑煮は鶏・蒲鉾・シイタケ・小松菜に角餅の入る東京風(実家の母がそうだったので)

その日は昼、夜と呑み通しの一日。ゆっくり呑んで、食べて過ごしましょう[るんるん]
夕ご飯も残ったローストビーフ等に、、、みんな大好き[exclamation] おでーん、でんでん♪ 豊橋おでんを煮ただけでも、孫娘曰く「おでんパーティ」との事!
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夫の友人から年末送っていただきました、豊橋名産ヤマサのおでんセット。
※東海道は「吉田の宿」で、魚問屋を営む佐藤善作(初代)が「金毘羅様」に参拝。その時のちくわの味にビックリ!魚の豊富な三州吉田でちくわ作りにとりかかる。
今でも新幹線車内から、豊橋市に至る国道259号線走行中に目に入る「ヤマサ」の看板です。

おでんタネがいっぱい詰まった一袋。八丁味噌・三河豆みそタレをぬって焼くと香ばしくて美味しい[グッド(上向き矢印)] 五平もちも一緒に入っていました。
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かに半ぺん・昆布入り いわし玉・ごぼう巻・おでんつゆ、ヤマサちくわ・生姜揚半・限りなく手作りに近い食感を感じた旨こんにゃく。
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上揚半・いかボールに、こだわりの甘味噌ダレは、煮込んだおでん種。上記以外にも昆布・大根・ジャガイモ・茹で玉子と入れましたから、練りもの以外にもかけて食べたら、旨さ倍増[グッド(上向き矢印)] 今回は、菜めしの素付きですよ。


そして息子達の手土産、その一。
横浜発「ストラスブール」の系列店である「The BAUM」による、新感覚スイーツ 「チーズINバウム」[ぴかぴか(新しい)] 
バウムクーヘン専門店「The BAUM」が販売している「チーズインザバウム」は、バウムクーヘンの空洞にレモンの酸味が効いたチーズを丁寧に流し込んで焼き上げた。バウムクーヘン生地のサクサク食感♪ 焦がしたカラメル部分にしっとりチーズケーキと、サクッとしたバウムクーヘンとの相性が魅力の一品でした(*^-^*)
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その二「KONISHI BEER」は、「山は富士 酒は白雪」…のフレーズでお馴染み、兵庫県伊丹市の清酒メーカー「小西酒造」のクラフトビールセット。
ITAMI BEER アンバー・ホワイト・ブラック瓶。アンバーエールは和食にもよく合うビールだそうです。
※ベルギービールの醸造技術に、長年の酒造りの知恵と技術を加えた酒蔵ならではのビールは、のど越しだけでなく、発酵による香りや余韻にもこだわりました。地元である「伊丹」への想いを込めて「ITAMI BEER」と名付けています。
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その三「KONISHI サンキュー バターマッチ」は、米(国産)、米こうじ(国産米)の純米酒。
バターテイストのお料理やスイーツに合わせてお楽しみくださいですって。
おやじギャグ的なネーミングセンス(爆)、まろやかでコク深い味わいは濃厚テイストにマッチ!します…との事。このお酒は、両実家の分まで用意してきてくれました。

翌日朝から塾があるからと一泊して帰った彼ら。たった一泊であっても、後片付けもあり。今の我が家は、ミニ台風一過でホッ!としている状況。
しかし年明け一日目の能登半島地震、羽田の航空機衝突事故と、心の痛む事象が続く中にいて・・・我が家は平和で申し訳ないです。
被害にあわれた皆様、ご家族と犠牲となった皆様には、気の毒で言葉もありません。被害状況の広がる発生後、またも政府の無策ぶりが目立つのは腹立たしい限りながら。
でも私達にも日常はあります。被災地へ目を向けつつ、すべき事はしつつ、普段通りに過ごしていこう。
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2024年・新年 [徒然]

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2024年が明けました。
本来であれば、おめでとうございますながら…年明け早々から、さまざまな出来事が続いておりますね。
直接ではないものの、どのような一年になるか心細くなってしまいました。
しかし自ら可能な限りにおいて、前を向いていきたく考えております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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